2004/10/7 しもきた空間リバティ「絹6 4日目」
大塚工
すわさんと若手の力の差を痛感したライブでした。
どこに差が生じるのか考えてみたのですが、厳しい師匠がいるかいないかということが、一番大きな問題でしょうね。
落語家でも、漫才師でも、師匠が究極の目標になりますが、
若い人たちの中に、結婚に仲人を必要としなくなるのと同じように、師匠がいないという現象がおこりはじめているのが気になります。
師弟関係はとても古くさいものに思えますが、壁にぶつかったときに師匠の顔を見るだけでも精神的に落ち着くこともありますし、結果的に破門されても、師匠という存在が、どれだけ支えになるか、その存在の大きさは測りしれません。
そういう見方をしていると、すわさんの後ろに、守護神としていかりや長介さんの姿が見えてきます。
もしかしたら、いかりやさんは、今のすわ親治の世界のような、ちょっとしゃれた大人のトークをやってみたかったのではないかと、勝手な推測をしてしまいました。
大人の芸を極めつつあるすわさんに期待するとともに、若い人には、ベテランには出せない勢いを期待したいと思います。
top |