2004/9/16 サンシャイン劇場 ウーマンリブVol.8
「轟天VS港カヲル〜ドラゴンロック!
女たちよ、俺を愛してきれいになあれ」
三谷潤一
宮藤官九郎の作・演出で出演もしてますが、主役は劇団新感線から
客演の轟天(橋本じゅん)と港カヲル(皆川猿時)。
さすらいの武闘家、轟天がアルバイト先のうどん屋でマニュアルが
覚えられなくてパニックを起こす場面に笑いが止まらない。
宮藤官九郎演じる中島かずき先輩がミニスカートで轟天に訓練を
するところもおかしい。轟天が女と間違えて無理やり唇を重ねるは、
パンツを脱がそうとするは、で客席の沸くこと。クドカン、エライ。
世紀のエンターテイナー、港カヲルにはたくさんの愛人がいて、
その愛人達に「あんなデブのどこがいいんだ?」って尋問する場面が
あるんです。「優しいところ」「歌がうまい」「たまにジュースを
奢ってくれる」という取り柄しかない。じゃ、その三つがあれば
いいんだな?という前振りの後、きらきらの衣装で歌いながら
古田新太登場。観ているこっちは大騒ぎ。
知らない人にとっては何が何だかわからないでしょうが、これは
ファン・フェスティバルだから、話の筋はどうでもいいんですね、
きっと。とはいえ破綻している話に説得力を持たせるのが上手いから、
楽しい。「くだらね〜」って呟きながら笑ってしまうこと度々。
パンフレットがなかったんです。スタッフ、キャストの紹介と
大人計画次回公演告知の書いてある紙1枚。
その代わり、対決する主役二人の顔がどーんと表裏で刷られた
大きなうちわを配ってました。これは公演中、応援したい方を
舞台に向けて振って下さい、という趣向。行ったことないから
わかりませんが、アイドルのコンサートみたい。
終わってから、オッサンの顔の入ったでっかいウチワ持った客が
池袋をうろうろしてるんだから、知らない人は何事?と思ったかも。
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