3/23紀伊國屋ホール「ハルシオン・デイズ〜
もうひとつのトランス」
3/26 なかの芸能小劇場第18回鯉昇の大冒険
3/19(金)大阪HEP HALL春風亭昇太「オレスタイルvol.1」
3/8 横浜にぎわい座「志の輔noにぎわい」
3/7 紀伊国屋サザンシアターAGAPE store
  「しかたがない穴」
3/9 有楽町よみうりホール 「東西落語研鑽会」
3/3 本多劇場「昇太ムードデラックス 新作の日」
3/6 青山銕仙会能楽研修所 志の輔らくご「満月の会」 
兵庫県・塚口ピッコロシアター「親子で楽しめる落語会」
3/3 下北沢本多劇場 「昇太ムードデラックス」
2/18 巣鴨studioFOUR「西巣鴨四丁目落語会」
3/20 お笑い師の本読み比べ
2/28 新宿厚生年金大ホール
「家元の独壇場第4弾〜談志_談志レボリューション」
2/29 有楽町朝日ホール
「元祖歌謡声帯模写 白山雅一 成人式〜この歌声を永遠に〜」
3/2 しもきた空間リバティ 
「若手15分練りコント集 絹4」
3/15 渋谷宮益坂Honey「島敏光&ザ・ガラパゴス」
2/21 サンシャイン劇場 
2/22 新橋演舞場「空想万年サーカス団」
2/25池袋演芸場「燕路・小染・禽太夫の会」
3/8 しもきた空間リバティ「絹4」
3/9 よみうりホール「東西落語研鑽会」
3月9日よみうりホール「東西落語研鑽会」
3/8 絹4「下北半島・・・いや感動」
ある日のこと 「笑えたり笑えなかったり」
2/22 下北沢駅前劇場 藤木勇人ソロライブ
「南島妄想見聞録」
2/22 福笑満員御礼なにより。
2/17なかの芸能小劇場「第十五回 笑福亭福笑独演会」
2/12 下北沢OFF・OFFシアター
2/14 池袋シネマサンシャイン4「ゼブラーマン」
2/8 第3回幻の南湖 お江戸両国亭
2/7 青山円形劇場「第二回青山寄席 笑福亭鶴瓶落語会」

| 1〜25 | 26〜50 | 51~75 | 76~100 | 101〜125 | 126〜150 | 150〜200 | 201〜225 | 226~250 | 251〜275 | 276〜300 | 301~325 |

 

 
 



2/7 青山円形劇場「第二回青山寄席 笑福亭鶴瓶落語会」
三谷潤一
  
たしか、東西落語研鑽会が始まった当初、小朝が鶴瓶のことを
「三席しかできるネタを持ってない」と言ってたような気がする。
芸人さん特有の洒落が入っての発言なのかもしれないが、それが本当だとすると「まだ22席しかできません。発展途上です。」と言った鶴瓶はわずか一年で20席近くを覚えたということになる。
これは大変なことですよ。あんな人気者がそんなに暇なハズはないし、別にテレビで落語を披露する必要もないだろうにもかかわらず、そんなに稽古をしているなんてねぇ。
で、またこれが面白いんだから客にすれば幸福なことです。
 「ちりとてちん」つく枝
 「ちしゃ医者」晃瓶
 「鴻池の犬」鶴瓶
  中入り
 「厩火事」鶴瓶
つく枝の愛想の良いこと。でも実は笑わせるために相当計算されてるのでは?
晃瓶の声は三枝にそっくりだなぁと思ったら、そればかりが気になってしまった。
「鴻池の犬」で兄弟分にいろいろご馳走を持ってくるくだりで、後ろと隣からぐうぐう鳴ってるお腹の虫が聞こえてきた。
携帯だと腹が立つのに、生理現象は妙におかしい。
空きっ腹にキク噺なんだな。
午後六時開始だから終わってから食事をしようと思っても決して無理はない時間帯だったことだし。
いたく同情。
「厩火事」元々は上方の噺だということが調べてわかった、というマクラに感心。
桃太郎にジャマされることもなく、トボケタやりとりも受けていた。
鶴瓶の凄いところは、噺の途中でも平気で「こないだこんなことがあったんですわ」
とトークを始めて、またすぐ落語に戻れるところ。
「源平盛衰記」のような噺ならともかく「厩火事」で、それも佳境に入ったところで軽々と話題を変えてしまうのには
驚いた。
それが全然ジャマにならない。
落語の途中で演者から解説者に急に変わってあれこれと評してみせるのは家元だが、鶴瓶のそれは「○○と言えばねぇ、こんなことがありまして」といった調子で、「源平」や講談にノリが近い。
こんな落語あんまり記憶にない。
落語の世界と現実の世界との境界線が低いというか軽々と行き来してどっちも面白い。
鶴瓶がそれをやってると何の違和感もないのだが、やっぱり不思議だ。
これは鶴瓶を既にテレビで知っていて、「こんなことがあったんですわ」という現実のトークにこちらが慣れてるからなんだろうか。
でも、そうなら落語の世界に簡単に戻るのが難しくなりそうなもんでしょう?本当にフシギ。
これで「発展途上」となると、一体どんなふうに発展しちゃうんだろう。

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