3/25 北とぴあさくらホール「柳家小三治独演会」
三谷潤一
一年前、この場所で聴いた談志の「笠碁」は凄かった。
先月の志の輔の「柳田格之進」も良い出来だった。
このホール、当たりが多い。
結構、年配の客層が多いような気がするのだが、気難しいところがなく素直に楽しもうという感じなので、演り易い空間なのかもしれない。
三之助 「時そば」
小三治 「馬の田楽」
仲入り
小三治 「野ざらし」
落語を聴きながら、題名を思い出そうとするクセがついてしまっているのだが、「馬の田楽」はオチの直前までわからなかった。
「何て噺だろう?」「この後どうなるんだろ?」「馬はどうなっちゃったんだろう?」と思いながら聴く快感。
のどかな田舎の風景が広がって、何かふわふわした心地良さ。
「野ざらし」は何度か聴いたことのある噺だが、改めて聴くと八五郎の陽気さと釣りの風景が春らしいような気がしてくる。
幽霊が出てくるというのに。
まくらで、一万円札に三種類ある話につられて休憩中、財布の中を確認。
蜂蜜も舐めてみようかな、と思った。
喉に良いという話に、兄弟子の顔が浮かんだ。
誰か勧めてみてくれないかなぁ。
top |