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2004/10/16 石和ざぶとん亭SWA公演
「SWA in 石和 祝 笛吹市誕生 まちも落語も新作ブーム!!」
石和・鵜飼山遠妙寺
ひらりん
11時頃大月ホームでキノコ・山菜採りの天才三鷹の飲み屋マスターに遭遇。
マスターは、4時起き始発出発で、1つ手前の駅から山の尾根つたいにキノコ刈りをして、2つの紙袋にぎっしり詰め込まれたキノコを持って戻るところ。
何てパワフル。
熊よけに、40万円もしたという立派な山刀を持ってました。
先週は、猪に遭遇して追いかけ回したんだそうです。
猪に出会った瞬間
「鍋っ。うまいぞっ、と思ってさ。でも、全然捕まんなかった。くやしー」
ってニコニコと汗だくでした。
これからキノコを油揚げと煮て店に出すって、元気すぎ。
たしか、10年以上前に50歳とおっしゃっていませんでしたっけ。
SWAより元気な人に朝から会ったのでした。
12時に石和の駅にて派手な色の服のSWAメンバーが下車するのが見えました。
歩き方がはずんでいるみたい。
私達はワイン酒造で試飲して町営温泉へ行って、ラーメン食べて、会場へ。
お堂には人がぎっしり。300人位。
ビデオ上映に続いて、高田文夫さん・昇太さんの案内。
SAW創設の背景と背番号説明。
石和も市町村合併の波にのって、「新しい市の誕生記念ということで、新作」
と、昇太さんが言えば、背番号の駄洒落に、
「お前、古典落語家みたいだな」
と高田文夫さんの鋭い突っ込み。
昇太さんのメンバー紹介にも、「師匠は?」等と質問を挟むので、石和の、特に年配のファンへ分かりやすく、よいアピールになっていました。
本編
まずは、山陽。
牛模様羽織にSWAのえんじ着物姿。
飛ばす飛ばす。
ほとんどマクラ。
講談はじめて、という人も1割位いたので、講談の説明から。
扇子を高い高座から落とすわ、駐車場から墓参りの人が出られなくてお客さんの車移動告知をさせられるわ、イベントが多い週末で、花火が突然なるわ、調子が狂った。
時間がおした、と「森の石松・外伝」を突然なところで切って、拍手喝采。
ついで喬太郎。
薄紫の着物と羽織。
街中カップル描写に大爆笑。
皮肉な顔で、バカップルベタベタ仕草やケンカ中のカップルを男女別に完璧に再現。
街中で観察している喬太郎さんの姿を想像するのが一番おかしい。
完璧な流れで、「夫婦に乾杯」。
唯一のSWA作品・昇太作品。
妻は昇太の方がかわいいけど、ちゃんと喬太郎落語になっていました。
中トリ・昇太 鮮やかな黄色の着物にいつもの袴。
NHK中継で、土浦の全国花火大会の審査員をして、サトエリ目当ての「土浦の馬鹿ども」に追い回された爆笑のエピソード。
いつも見てるのに、初めて聞く話がどんどんあって凄いなあ。
「打ち上げが7:3の割で楽しみです」と笑わせつつ「パパは黒人」。
中入り
彦いち 薄緑の着物に袴。
白鳥はいかに酷いヤツかという旅行エピソード、ライブ「喋り倒し」で聞いた中国内家拳法(ないかけんぽう)爆笑。
新作は、その時に聞いた、学校の文科系怪談クラブの顧問になった体育会系の先生の噺。
細かいギャグが練られてずいぶん面白くなってました。メンバー相互効果?
トリ・白鳥 紺の白鳥着物
白鳥が変、酷い、おかしい、と皆が話しているので、出ただけで笑いが起きる。
そういう作戦だったのかもしれません。
故郷噺から親の商売_商売は難しい_「マキシム・ド・のんべえ」
いつも足立区の「のんべえ」の場所は石和でした。
トリにふさわしく、爆笑につぐ爆笑。大成功。
聞くのは3度目になるけれど、細かく修正・練っているのが分かります。
最後の全員トークで、高田文夫さんが
「奇麗な野犬、にはびっくりしましたねえ」と、やられた、という顔で笑い転げつつ登場。
中入りからやってきた隣の席の男性は、途中で何度も床に頭がつかんばかりに笑い転げてました。
その方から「白鳥さん、どこで見られますかね?」と聞かれ、
「寄席が多いですけど、今月は23.24の黒門亭と30.31の半分ろくまく宴です。『寝床』をやるそうですよ。ホームページが面白いですよ」
と、即答できる自分にもびっくり。
SWAすわ全国ツアー石和編は大成功・大満足。
名古屋、大阪もついて行きたいくらいです。
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