10/31新宿末廣亭・余一会「なんだか楽しそうな寄席」
三谷潤一
たまたま真後ろに林家のおかみさんがいらしていて、息子さん達の高座に反応され
ている様子を背中で意識。お孫さんも出てらしたことですし。御長男の義太夫の時に
は、とちったり困ったりしている様子に「仕方がないねぇ」という感じの笑い声が聞
こえ、トリの木久蔵の「彦六伝」ではお身内の出番が済んでほっとされたのかよく笑っ
ていらっしゃいました。香葉子さんだけでなく、こちらも息が苦しくなるほど笑って
ましたが。
酔っぱらって帰らない川柳を鶴瓶が登場させて、なんだか楽屋の方が楽しそうな寄
席だなぁと思ってたら、風間杜夫の「居残り佐平次」。お見事でした。
11/2CLUB QUATTRO「吾妻光良&THE SWINGING BOPPERS」
三谷潤一
客席を見渡すと老若男女。グループで来てる人も少なくないし、親子家族連れもい
る珍しい風景だけど、BAPPERSのライブではいつも見かける光景。
CDで聴くより生で聴いたほうが良い。知ってるのより知らない歌の方がおかしい。
この日は「結婚するならカミサンちょっと不細工な方がいい」という「カリプソ」に
笑わせてもらいました。モンクの節で「こんにちは〜、こんにちは〜、世界の国から」
とやってたら、周りのジャズメンが逃げてったけど楽しくて止まんなくなっちゃった
という話(MCっていうの?)も思い出すだにおかしい。楽しかったぁ。
あれ、ブルースの元ネタがきっとあって、それがわかると余計面白いんだろうなぁ
と思うけど、そんな知識が全くなくても十分楽しい。歌詞が分かりやすくて聴きやす
い。それでおかしい。あんまり力が入っていない感じもいい。
それにしても、ライブハウスは今や珍しい喫煙者天国。煙草のケムリ嫌いにはキツ
イ環境だと気がついた。健康増進法のおかげで煙草の煙に弱くなってる自分も発見。
top |