2004/10/31 鈴本演芸場「柳家小三治独演会」
三谷潤一
前回同様、入口で配られるプログラムに演目が紹介されていました。
そのせいか、まくらは大して長くせずに本題へ。ちょっと寂しい。
「真田小僧」 小たま
「安兵衛狐」 福治
「猫の災難」 小三治
仲入り
「代書屋」 喜多八
漫 才 順子ひろし
「甲府い」 小三治
ひろしさん順子さんはいつもより長く熱演されてました。
小三治師匠「いいですよねぇ。何回聞いても笑っちゃう。」と言いながら「甲府い」へ。
日頃、ねたみ、そねみ、やっかみばっかりで、他人と比べたり、どう思われるかを気にしたり。自分がそうだし周囲にしたってね。
だから、この噺に出てくるような厚い信頼関係を聞いて心が洗われました。信じ合える幸福。
なんてことはない、大きな展開もない話なのに泣けてきちゃう。
「いいでしょう?現実には有り得ないかもしれないけれど、豆腐屋夫婦も伝吉も」というかのように下げで微笑んでらしたのが
印象に残ります。
top |