2004/11/13 ブラジルサンパウロ某映写室
「 笑福亭福笑ビデオ独演会 in Sao Paulo 」
南米会社員落語初心者
当方はブラジルのサンパウロ在住ですが、アパートの共有施設として小さな映画館くらいの映写室があります。
この大画面を利用して笑福亭福笑師のビデオ独演会を開催致しました。
第一回(6月5日)は、年齢40〜50代の方7名、
第二回(11月13日)は、年齢20〜30代の方6名、
合わせて13名の参加者でした。
演目は以下の3席です。
「憧れの回転寿司」
「釣道入門」
「憧れの甲子園」
福笑師の口演は、まだCD化・ビデオ化されておらず、
特に関東地方では幻の爆笑王、というのは当方の前説。
参加者の殆どの方は、落語をじっくり聞くのは初めてで、
それだけに皆さん大画面を前にしての初体験に
始まる前からドキドキそわそわの雰囲気でした。
福笑師の3席は、見事にこの高まる期待を裏切らず、
口演中は途切れることのない爆笑で、当方も招待者としての面目をほどこすとともに、
参加者の方も「本当の落語は漫才やコントよりパワフルで面白い」
ということを身をもって体感されたようでした。
口演後のアンケート結果は以下の通りです。(満票13)
(絶対評価) 大傑作 面白い 普通・退屈
「回転寿司」 4 8 1
「釣道」 5 7 1
「甲子園」 10 2 1
3席の相対評価では、年配の方には圧倒的に「甲子園」の評価が高く、若い方は3席とも満遍なく楽しまれたようでした。
古典落語の素養の下に緻密に練り上げられた同師の新作は、落語の面白さに馴染みのない人に対しても大変な説得力があることを証明した二夜でした。
(続報)
その待ちに待った福笑師の初めてDVDが、とうとう11月17日にポニーキャニオンから発売されたという情報を入手しました。
題名は、「平成紅梅亭特選落語会 『特選噺家の会』」
というもので、他の5名の噺家さんと抱き合わせではありますが、「きょうの料理」という一席が収録されているようです。
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