06/12/26. 紀伊國屋ホール「笑いの人間交差点
BY 木村万里シャッフル」
真行寺喜美衛門
新宿は紀伊国屋ホールでおこなわれた「笑いの人間交差点」を観に行ってきた。
サブのタイトルがあり「東京のゆる〜い空の下、遊び心」このタイトルどおり「ゆる〜い」笑いと音楽,パントマイムが交差した素晴らしい会だった。
出演者は柳家紫文、前田隣・平田紀子、山本光洋、なぎら健壱、栗コーダーカルテット 肝煎り出演:永六輔さんという豪華な会。
最初に登場したのは柳家紫文さん。
たった一つのだじゃれの為に長い歌を歌いきる。
紫文さんの着物に三味線の音色を聞いていると日本に生まれてよかった〜と改めて感じさせてくれます。
「笑いの人間交差点」にはなくてはならない人ですね。
そして当日に癌センターから退院してきたという、前田隣さん。
もう喋りが北野たけしさんにそっくり、いや,たけしさんが隣さんから影響を受けているんですね。
年齢も70歳なのに本当に元気な方で大爆笑のステージでした。
世間話をステージで喋るだけで笑いをとれる数少ない芸人です。
こういう芸って教えられて覚えられるものではなくて、生まれもって備わった才能・・・、いや性格なんだと思いました。
そしてお待ちかねパントマイムの山本光洋さん。
目を疑うような究極のパントマイムで別世界に連れて行ってくれました。
とにかく操り人形は素晴らしかったです!
山本さんのステージを見て思ったのは、他にどんなことが出来るのか見てみたいという衝動にかられたところです。
もの凄くパントマイムを極めていてアイディアも斬新で、一度見たら忘れられないです。
そして最近は写真集まで出されているなぎら健壱さん。
とにかく日本の古い唄,フォーク,カントリー、漫談、作家にカメラマン、をこなすマルチタレントで何でもござれの才能に脱帽です。しかし,本業の歌の仕事が一番少ないという・・・。
小咄も楽しいが、伸びのある声は聞いていて気持ちいいです。
最後は栗コーダーカルテット。
大絶賛です!
TV番組やCMで良く流れているので、そのサウンドは一度聞けば想い出す。
リコーダーでのダースベーダーのテーマは素晴らしかったです。
今回も予想を超える素晴らしい会で、まさにシャッフルされていて、いろいろなジャンルの芸を堪能することができて大満足です。
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