05/11/23　麻布から下北沢へ　女・笑い
弁十郎

昼は麻布十番会館の『女だらけ』ライブでした。
[ウルトラ弁当]（合同コント）
くれない組・紅じゅんこ（やせた方）が店員の弁当屋にマルセまゆみ、
だるま食堂・さとうかずこがそれぞれ買いに来る。
「とんかつ弁当」「私はミニとんかつ弁当を」（ここで早くも客つかむ）、
だるま・星野理恵登場して「３日間何も食べていません。のり弁くださ〜い」と、この注文が一番先に出来てマルセ激怒し星野に渡さず。
奥（厨房）から、だるま・森下由美とくれない・紅ちかこ（太った方）登場。
森下の「ねえお願い、肉が足りないのよ」「エーッ!?」で大爆笑が起き、以下、もう客席は掌の上という感じでした。
「ちょっと、牛丼弁当に変えます」
「私はミニ牛丼弁当!」
「のり弁、渡してくださ〜い」
「ダメ!」
「牛丼に変更でーす」
再び登場した紅ちかこが、今度は逆に
「肉が足りないのよ」
「何でアタシが牛なのよ!」
「そのままだと思うけど」…
で、最後に
「唐揚弁当にしてください」になり、紅じゅんこが「唐揚ですね。かしこまりました…」と、肩を落として厨房に消えていく――。
涙目で笑いながら、『鶴の恩返し』『幸福の王子』といった童話を思い出していたのはもしかしたら『女だらけ』のライブだったからかもしれないと、下北沢に向かいながら説明のつかないことを考えておりました。
そして夜はＯＦＦ　ＯＦＦシアター『太田スセリ新作一人コント集　女の一勝!』。
あんな凄味のあるペコちゃんは初めて。
お笑いライブを観た以上のものが残りました。
まだまだ“先”の部屋というのか、道というのか。それが知りたくてまた…、ということになります。

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