05/11/02 新宿紀伊國屋ホール 「林家たい平独演会」
ミツル
林家たい平 「七段目」
「たい平・心の印画紙 東京慕情」
林家たい平 「幾代餅」
自身のホームページで「どうしてもこの日は会場を満員にしたい」と書いていたたい平さん。
私は健康上の理由もあって、行くことをあきらめていました。
しかしどうしても気になる。2,3.
チケットも持っていないのに、7時の開演すぎに紀伊國屋ホールの前まで行ってしまいました。
「当日券は売り切れました。」の張り紙がしているのに、受付にいた何人かの女性に「もう当日券は、ないんですね?」と問いかける。
まあ思った通り、「残念ですが、申し訳ありません。」との答え。
「仕方ない、2階のCD屋の落語コーナーを覗いて帰ろう」と思って10数歩歩くと、背中から女性たちの声。
「待ってください。チケットが残っています。」
こういうことってあるんだ。
これもたい平さんとの縁なのでしょう。
会場に入ると、いつもの通りマクラから熱演。
またどこかで話す話だろうから書けませんが、本当に面白い。
警察の話なんかホンマかいなと思うぐらい笑いました。
落語は、「七段目」・「幾代餅」とも「これがたい平の落語。
これで芸術祭に賭ける。」と思わせる内容。
たい平さんの演る若旦那って本当にいいねぇ。
2席の間には休憩時間を設けず、たい平さんが撮った写真のスライド上映。
感度100のフィルムでたい平さんが感じたものを夜に撮っているので、写真はピンボケ。
「ピンボケだけど、これが夜に自分の目で見える風景と同じなんです。これがわたしがちょっとした中で感動したものなんです。」との言葉。
よかった。
本当に来てよかった。
1時間半で凝縮したたい平さんを見せてもらいました。
ありがとう、たい平さん。
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