05/11/22 銀座博品館劇場 喜多八・歌武蔵・喬太郎
「落語教育委員会 番外編!」
ミツル
オープニング・コント 一本刀土俵入りのような・・・
柳家初花 「金明竹」
柳家喬太郎 「按摩の炬燵」
<仲入り>
三遊亭歌武蔵 「母恋いくらげ」
柳家喜多八 「うどん屋」
中野から銀座にやってきた「落語教育委員会」。
いつもながらのオープニング・コントは、涙が出るほどの爆笑もの。
スジは、一本刀土俵入りみたいなんだけど、ビール腹の喬太郎さんが浴衣で腹を出してるもんだから、「裸の大将」やってるのかと最初思ってしまいましたよ。
配役 喬太郎:駒形茂兵衛みたいな噺家
歌武蔵:「おてもやん」のようなあねさん
喜多八:一言も喋らない悪い奴
喬太郎さんがねえさんから巾着をもらい、「立派な噺家になって戻ってまいります。」という言葉を残してから、なかなか帰ってこない。無理やり2人が芝居をのばしたのに、帰ってくればサンタクロースの格好。(どこが立派なんだ。営業帰りと言うし。)
悪い奴の喜多八さんとの立ち回りの最中、悪い奴の携帯電話が鳴り、形勢逆転で噺家が切り倒す。
そしてねえさんの電話も鳴り、ねえさんも・・・。
「ケイタイの電源切っておけばよかったのに・・・。」で、おしまい。
アドリブ(あまり言えない)も入って、ホント面白かったよぉ。
こんな後に出てくる初花は、可哀相でした。
(初めて聴いたけど、なかなか上手いですが・・・。)
そして喬太郎さん登場。
昔勤めていた福家書店(すぐ並び)、銀座のバイトの話から奉公の噺へと時間もかけずに自然な流れ。
「按摩の炬燵」、ホントに面白かった。
冬の根多だけど、あまり演る人いませんよね。
熱燗5合飲む仕草がすごくいい。
本当に飲んでいるみたい。
(喬太郎さんは、ビール党なのにね。)
「これじゃあ、客席が全然見えない。」に笑っちゃいました。
仲入り後、歌武蔵さん登場。
アサダ二世の話をマクラに持ってきて、寄席で知っているだけに爆笑。
(知らない人は、笑えない。隣の人もそうだったよぉ。)
今回のメイク道具を新宿サブナード(こういうところで買ってくるとこに笑う。)で買って、1万円もしたって。
(元お相撲さんだから顔が大きくて量も必要な訳。)
「タコでーす。」の言葉で、根多が喬太郎さんの「母恋いくらげ」だとわかり、場内拍手喝采。
(楽屋に向かって、「こんな感じでいいの。」に爆笑。)
これまた歌武蔵さんが演るから面白い。
最後に喜多八さん登場。
(香盤通り)
「虚弱体質」で売っていたのに、最近寝しなに食べるので、太ってきて足が痺れるに爆笑。
(よく知らないと、笑えない。)
マクラで食べ物のことを言ったので、冬だし、根多は「うどん屋」ですよ。
鍋焼きうどん屋の売り声がうまいねぇ。
(あまり拍手がなかったけど。)
うどん屋の悲哀が出てました。
(遠くで観てたので、表情がなかなかわからないけど。)
三人三様で楽しかったけど、すぐ幕が閉まったので、次回はいつなんでしょう?
誰かが「今日は長くなりますよー。」って言ってたけど、急いで最寄の新橋駅に行ったらJRの電車が全て止まっていました。
ホント余計なことを言う会だ。
(嘘ですよ。)
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