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池袋・新文芸坐「稲垣 浩監督生誕100年記念特別上映」
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「ワルルル+(プラス)」報告
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新宿紀伊國屋ホール「BY 木村万里シャッフル 笑いの交差点」
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新宿コマ劇場「笑われたかった男〜林家三平物語〜」
ポカスカジャンの脱線音楽  japan tour 2005
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05/10/10 シアター・グリーン 立川談春
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05/10/19 新宿コマ劇場「笑われたかった男〜林家三平物語〜」

岡町高弥

コロッケが林家三平を演じるといったら「キワモノ」と敬遠する読者もいるかもしれないが、
ところがどうしてコロッケの芝居が素晴らしいのだ。
新宿コマ劇場にて「笑われたかった男〜林家三平物語〜」(作・田淵久美子、演出・北村文典)を観る。
「笑われたかった男」は「笑い」にすべてを捧げた全身落語家・三平の54年の生涯を丹念に描いていく。
人知れず、古典落語の勉強を怠ることなく日々稽古をかさねる三平だが、時代が噺家三平を許さない。
テレビ・ラジオの寵児となって求められるまま「消費される笑い」「タレント芸人」に徹し、苦悩し続ける三平の姿をコロッケが懸命に演じていて心を打つものがある。
母親である海老名歌に赤木春恵、かよ子に熊谷真実、芸のわかる乞食の十円にルー大柴、三平の「謎」に迫る喜劇役者に荻原流行と脇役も充実している。
コシヒカリと引き換えに入門を許されるこん平(佐藤あつし好演)のエピソードや得意のもまねを日劇のレビューとして劇中劇に取り入れるなど構成も巧みだ。
ルー大柴が「笑わせるより笑われたかったんだよ」と叫ぶ場面がすべてを物語っていたが、「笑い」を武器に本気で時代を変えようとした空前絶後の落語家林家三平がコロッケを通して見事に現代に蘇った。コロッケの喜劇にかける情熱を高く評価したい。

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