麻布から下北沢へ 女・笑い
銀座博品館劇場 喜多八・歌武蔵・喬太郎
「落語教育委員会 番外編!」
池袋・新文芸坐「稲垣 浩監督生誕100年記念特別上映」
新文芸坐「稲垣浩監督生誕100年記念特別上映」
有楽町ニッポン放送イマジン・スタジオ 
入船亭扇辰「有楽町噺小屋 霜月の独り看板」
矢野陽子喜劇ショップVOL.?シアターX(カイ)提携公演
「ワルルル+(プラス)」報告
紀伊國屋ホール「笑いの交差点」
新宿紀伊國屋ホール 「林家たい平独演会」
紀伊國屋ホール「BY木村万里シャッフル笑いの人間交差点」
神楽坂・IWATO立川志らく劇団 
下町ダニーローズ第5回公演 向田邦子原作「あ・うん」
新宿紀伊國屋ホール「BY 木村万里シャッフル 笑いの交差点」
新宿紀伊國屋ホール「BY 木村万里シャッフル 笑いの交差点」
新宿紀伊國屋ホール「BY 木村万里シャッフル 笑いの交差点」
内幸町ホール「すわ親治ひとりコメディ6〜自分がわからない〜」
新宿コマ劇場「笑われたかった男〜林家三平物語〜」
ポカスカジャンの脱線音楽  japan tour 2005
「はい、どうも!! 東京凱旋ライブ」
内幸町ホール「すわ親治ひとりコメディ6」
内幸町ホール「すわ親治ひとりコメディ6〜自分がわからない〜」
中野studio twl ヨージ単独ライブ
「ONCE UPON A TIME MACINE」
ロックスタジオ「本間しげるLIVE at ROCK STUDIO 2005秋」
05/10/10 シアター・グリーン 立川談春
「談春独演会 in シアター・グリーン」
国立劇場大劇場「立川談志一門会」
新宿末広亭「ロケット団定例集会其の六」
お江戸日本橋亭「鯉昇一門会」
新宿・シアターアプル 
コンドルズ 日本縦断大頂上ツアー「Top of the World」
吉祥寺Star Pine’s Cafe´ 
寒空はだかツアー「四十ひきまわし」in東京

バックナンバー





2005/8/23 お江戸日本橋亭「鯉昇一門会」

三谷潤一

過ぎし夏を惜しみつつ。
いえ、時期外れのご報告の言い訳に過ぎません。
観たり聴いたりしてからお酒を飲んじゃう。飲みながら今観てきたライブについて語り合う。
これが楽しい。でも、そうすると書けない。酔っ払っちゃうから。そのくりかえし。
でも、これ面白かった、って書きたいの。ひと月以上前のことだから、記憶も相当あやふやなんだけど。
この日、お江戸日本橋亭に行ったら、「落語芸術協会定席」としかなっていないんです。
「あれ?間違えたかな」と思ったら、兄弟子の小柳枝さんが「今日は鯉昇一門会で…」とまくらで話したので、「鯉昇一門会」とわかる。らしいよねえ。
 鯉斗   「新聞記事」
 鯉橋   「たらちね」
 鯉昇   「質屋庫」
 小柳枝  「抜け雀」
   仲入り
 昇輔   「南千住のペコチャン人形」が主人公の新作
 Wモアモア  漫才
 鯉昇   「佃祭」
開演前からほぼ満員でした。
たぶん、「質屋庫」も「佃祭」も滅多に聴けない噺。どちらもサゲがわかりにくい。
夏にふさわしいけれど、相当な腕がないと聴かせられないに違いない。
それを淡々と面白おかしく飽きさせず聴かせる鯉昇さんはスゴイのではないでしょうか。
「二席もやると疲れるし、明日は休みでやることはないし、動くと腹が減るし久しぶりに今日働いたから、 午前中は寝て、そういう日は寝疲れするので早々に床に就く」と笑わせておいて、何の気負いも見せずにサゲにつながるまくらを振って本編へ。
このさりげなさが鯉昇マジック。全く説明臭さがないんです。
鯉昇さんの落語を聴いていると、かつて町にひとつ演芸場があった時代の寄席はこんなふうだったのかな、と思わされます。
落語が身近に感じられて、聴いてから「面白かったね」とほくほくしながら帰れる。
お客さんも鯉昇さんしか聴いていないんじゃないか、と思われる方が多いような雰囲気で、演者と客席の距離のほどよい近さを感じます。
でも通ぶる人はいない。
それが、また良い空間作りに一役買っているのかもしれません。

 

top

Copyright (C) 2003 marishiro

 

inserted by FC2 system