9/23新宿・シアターアプル
コンドルズ 日本縦断大頂上ツアー「Top of the World」
ひらりん
渋谷公会堂に誘われて行った時は、最前列端の席からは、舞台装置のせいで3分の1は見えなかったコンドルズ。ダンス公演なのに。しかし、何
かひっかかるものがあり、仕切り直し。3日連続公演の初日。
映像と音楽でスタート。Condors- Happy Dance Companyという文字が光る。
ソロダンスに続いて、学生服姿の12人がエアロスミスに乗って踊りまくる。
かっこいいダンスを観るつもり、が、あれ?揃ってないし、後列の人ははっきりいって下手!白いバレリーナのような衣装で登場したと思ったら、すててことランニングシャツ。
この衣装で、人間ボール・ゴールのサッカーPK。人間輪投げ。組体操か創作ダンスか?これもあれもダンス?ギターの即興生演奏のダンスは手足の動きがお気に入り。人形が出てきて、横に座ったメンバーが台詞を読む下水のゴミ人形劇。この体型にこの衣装でこう動けば、面白いんじゃない?というアイデアが舞台に放出されている感じ。どうみてもダンサーじゃない体型の人の動きも楽しみになってくる。笑い転げる観客は大半が女性。客席の各所で、一瞬、ふんどし、
竹馬に乗ったりして飛び出る趣向もあり。ロシアの雪原という設定で、ムチで人間犬を追い、厳しさを分からせるための借り物競争だ!と、客席か
ら赤いものを借りさせてネタを作らせる。まるでお笑いライブ。
ツアーの題名、”世界の頂点”を目指す亡霊達の集ううば捨て山のシーンは、シュールな芝居仕立て。転換場面の映像は笑いあり、メッセージあり。そして最後は、やはり、踊る、踊る。
ロビーに貼ってあった記事を読んで納得。
プロのダンサーは数人で、教師やIT企業勤務など、2足のワラジ人中心。そんなメンバーで、全国ツアー+NY公演も敢行したそう。コンテンポラリーダンスという、名前だけ聴くと理解不能そうなジャンル。
メンバー全員での挨拶では、メンバーの一人が、大音響で聞こえないのに、客席に向かって叫び続け、引っ込みたくない、と、舞台に戻ってきてしまう。リーダーが追いまわし、最後は腕を掴んで袖に戻らせて終演。
ロビーに出ると、メンバーは、汗びしょびしょのまま、ツアーTシャツを必死に販売中。落語に出てきそうな人達です。
9/25「情熱大陸」は、コンドルズ主宰、近藤良平。NHK「からだであそぼ」の人だったかー。
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