木村万里 Wrote



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2003年7月9日(水)雨上がり
銀座小劇場「まわしてポン!」
江戸曲独楽 三増紋之助ショー


まずは、赤い上下服で現れた講談師・神田山陽が客席整理。
小劇団のようにお客に強い指示はだせず、やさしく誘導。
まあまあ、詰めてもらったという感じ。
それにしても超満員。

バカみたいに嬉しそうな5人。
下手でつつましく顔が隠れているのはめまぐるしくお手伝いをこなした神田
京子さん。


いろんな出演者が出るらしいというのが口コミで広がったのだろうか。
光が舞う中、キラキラ衣装で飛び出した紋チャン。
いきなり始まった音程はずれの歌に、
ほぼ全員がこの先の時間に恐怖を覚えた。
まずは脅すに限るという構成なのか、予断を許さない展開、
と、客、身構える。
意気込みと言えば意気込みを感じる。
(司会兼ボーカル兼映画評論家兼黒澤明の甥っ子、島敏光さんは正直に
「最初の歌きいたとき、困ったとこに来ちゃったなあ、どうしよう、と思った」と正直告白)

「兄弟独楽」と墨黒々と書かれたメクリがかえると、爆笑。
薄ピンク着物に袴という出で立ちで落語家・昇太と紋之助登場。
お染めブラザーズパロディ。
もちろん、一生懸命回すのは、江戸曲独楽、紋之助。
要所要所で2人が前後になってのキメポーズは
いちいち息が合っている。
さすが!と笑いの渦。
昔、バイト着ぐるみ仕事で会得したキメポーズの間だとか。
青上下服昇太、黄上下服紋之助コントでは
羽子板独楽芸を昇太が結構こなしてしまい、
「兄さんはなにをやってもそつがない」と赤山陽がツッコミ。
紋之助子供時代写真スライドに、
青昇太・赤山陽が「こころの旅」スライドショーよろしく突っ込んで笑いをとれば、
私の後ろの座席に座っていた紋之助一家?が、
「あれは○○で撮ったのよ」
「あら、懐かしい」など、アットホーム感漂う会場。

ハイナ!照明器具にぶつかりそうで、別の意味のドキドキが。


服装や髪型から、案外、いいとこの一人っ子だったことが判明。
わがまま頑固な性格の裏付けがここでとれる。
荒れた青春時代の写真はな〜し。
成人時代の貴重な1枚は、ワハハ本舗メンバーとの温泉写真。
喰始(ワハハ本舗主宰者・たべはじめ)さん情報では、
テレビクイズ番組で久本雅美あたりがもらった温泉御招待チケットを消化するために実施された温泉旅行だったとか。
「今だったら、(スケジュール調整)不可能だよねえ」
みんな、5〜6年前に比べると、ずいぶん立派にお売れ遊ばして。
フランスパンの上を独楽がくるくると
セーヌ川を流れるように、
とはいかなかったが、
なんとかずりずり動き、なにかにつけてお客さんの爆笑と拍手がわき起こる。
こんなに拍手の多い会も珍しい。
天井低い会場での、縄跳びしながら独楽回し芸はまだ開拓の余地あり。
この先、楽しみ。

独楽の回転速度早すぎて、カメラがついていけません・・・。


開演直前、足首捻挫したという紋チャン、悔しい場面。
「あんたはいつもこうなんだから、大事なときに・・」と元演劇少女のおかみさんからつっこまれた場面を講談師が覚えていて、
打ち上げにてばらしました。
落語家と講談師が老夫婦になり浅草見物というベタコントは
ゆーとぴあ風(高田文夫さん命名)。
浅草演芸ホールをのぞけなかったのが心残りという昇太お婆さんに、
通りがかりの紋之助が、落語や講談や浪曲や紙切りをほんのわずかやってみせ、つっこまれ、
下手から本職紙切り二楽、浪曲国本武春、が現れ、場内騒然。
紋之助ピンスポット。
大独楽、中独楽、小独楽へ、青年の主張よろしく感謝の言葉が語り込まれ、感謝状が贈られるマジ場面に、お客さん、うっすら涙(?)。
いわゆる、山陽サンタのり。
ラストはなんたって、客中大独楽まわし、
そしてトトロが滑って大団円。
紋ちゃん一座のバラエティショーでした。
落語家、江戸曲独楽、浪曲師、紙切り、講談師、これだけが一堂に集まってはめったにないこと。
この日はみんなの脳に焼き付くことでしょう。
しめて1時間20分。
いや、ほどよい時間でめでたしめでたし。
捻挫は完治するまで思いのほか時間がかかるのでお大事に。
PS.最近とみに記憶力なくなってるので、違ってたら御免遊ばせ。




※紋之助さんに了解をとって写真掲載しています。

Copyright (C) 2003 marishiro

 

 

 

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