18・19・20日は、今夏、師匠神田山陽の名を襲名して真打という位になる若き講談師(36歳)神田北陽
(http://www.bekkoame.ne.jp/~iwahara/yotei.htm)のスリーデイズ。素晴らしい3日間になりました。
やる気が横溢した舞台でした。
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3人ユートピア |
「CHANGE」のロゴ入りTシャツの武春先生を囲む三馬鹿大将、二と三と北 |
スリーデイズ初日出演、二日目打上参加のみの武春、なにかにノル。 |
木村万里はどれでしょう?
ヒント:パーマをかけてます。 |
18日は、神田北陽が着物の着方、袴のつけ方を公開すれば、浪曲師の国本武春は、お客さんに浪曲の声のかけ方を伝授し、本格的にうなり、北陽のこれからへの助言を与えました。(浪曲って、三味線とのセッションがほんとに素敵!)
講談、浪曲、どちらもマイナーに受け取られがちな芸だけど、我々は、こんなに素晴らしい芸はどこにもないと自信を持ってやってるんだから、決して小さくならず堂々とやっていこう、と武春先生が北陽にエールを送りました。日本ほど、こんなに語りの種類のある国はないよ、とも。
19日は、紙切り・林家ニ楽、江戸曲独楽・三増紋之助との3人居酒屋トーク。居酒屋トークと謙遜しながら、なんのなんの、もう爆笑の嵐。3人の押したり引いたりの掛け合いのよさは今ちょっとよそでは見あたらない。しかも、ニ楽と紋ちゃんが、北陽に送る一人トークでは、それぞれが笑わせてじいんとさせた、そのワザったら凄い。決して仕組まれたものではなく、自然に感情がお客サンと一体となってうまい方向に流れていって、最高でした。終わったら、「疲れた」を連発する紋之助、さもありなん。心から言葉を必死で探し探しするので疲れるのも当然。でもだからこそ、私たちの胸を打つ。「次回はいつ?」はニ楽のセリフ。みんなはじけていました。見た一人から「コンチクショーと思うくらい面白かったです」とメールがきました。打ち上げでは、宮本亜門ミュージカル稽古場から国本武春もかけつけて、三人がわさわさしゃべったあとに必ずオチをつけてくれる様は、まるで漬物の石でした。こんな顔合わせめったにないと、私はシャッターを切りつづけました。今年、1番真剣に笑った日。
20日は、なんと北陽2時間15分、立ちっぱなしで憑かれたようにしゃべり続ける。これがまた飽きさせない。この分だと24時間トークもいけるのではないかと思わせた。メガネの紹介から、映画出演の話、そしてバガボンドだった頃、講談師になるまでの道のりをしゃべった。仕組まれていないしゃべりは、お客をぐいぐい引き付ける。しゃべっているうちに本人自身、自分をまとめるのに役立ったようだった。しゃべるのが苦手な私は、とても羨ましかった。いいなあ、お話上手は……。ま、こっちは、書くからいいけど。
22日から30日は、同じリバテイで、「ペンギン銀の輔登場」高野ひろし写真展。見たら、また御報告。銀の輔旅日記は
http://www.vclub.co.jp/ginnosuke/index.htm
!!7月リバテイ見逃せない企画ライブ目白押しよ。!!!
20日2時開演 近藤志げるアコーデオン漫談 西条八十生誕110周年・野口雨情120周年記念。童謡も演歌も弾きます歌います。8月31日には、NHKラジオ深夜便宇田川清江さん担当の日に登場が決定!出ると必ず、いったいどこで聞ける?とNHKに問い合わせが殺到します。いつも開演時間は夜でしたが、やっとお昼公演が可能になりました。是非、どうぞ。
●問い合わせ・お申し込みは
03−3795−9913
ざっくりこの会・きむらまり。早い話が、私です。
25日は、すわしんじの会。開演7時半と来やすい時間。一人でスタンダップコメディと故林広志台本を演じる。人を直接的に掴む演芸的手法を手のうちにしているすわさんが、状況を構造的に笑わせる故林台本をやるとどうなるか。
精緻になりがちな故林台本を、自分を浮かせることを知っているすわしんじキャラクターが、生のお客を相手に……新しいジャンルが生まれそうな予感。
役者もできる芸人、芸人もできる役者、って素敵だと思いません?
●問い合わせ・予約 03−3592−3905 他言無用プロジエ
クト
27日は、山田雅人の会。軽〜いおしゃべりが飄々。東京へ出てきて、一人ライブは初めて。やるからにはずっと続けていきたいと抱負を語る山田さん。詳しいことがわかりしだいお伝えします。
28日は、イエス玉川の会。なにをしゃべるかわからない、イエス様。
れっきとした浪曲師。15日には国立演芸所場で、次に故・玉川勝太郎を継ぐのは誰か、という会があります。福太郎さんとVS。月に1回、浅草木馬亭に出るのが見られるくらいと、なかなか露出しないイエス様、下北沢へお出ましです。
フアン代表たちで「タマの会」ができて、立派な手作りチラシができました。
これは見ないと損。チラシも舞台も。たまに、たまたましか見られ
ないので、2002年7月は「イエ玉月間」と申せましょう。
●お申し込み・問い合わせ 090−8452−9901 小池
YHW03056@nifty.ne.jp
田口
29・30・31日は若手お笑いライブです。
これも詳細わかりしだいお知らせします。
さて、そのリバテイは、新宿からなら小田急線、渋谷からなら井の頭線の下北沢駅南口から1分、ドトールを背にして、京樽とマクドナルドの間の通りを直進、三井住友銀行の斜め前、いさみやビル4階が会場です。1階カーニバルでは、猫のえさも売ってるよ。ケーキも売ってるよ。電池も売ってるよ。豚の落し蓋も売ってるよ。
出る口、「南口」を間違えるとわけわからなくなるので要注意、本多劇場のある側の出口、と覚えてください。
電話は03−3413−8110リバティ本部。
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