木村万里 Wrote



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ミス指摘作法>>>>>Yさんに学ぶ
6・26毎日コラム「お笑い漂流記」見出しで、なんと私としたことが「釈台を背に」とあるべきところ、
「尺台を背に」と尺取虫の尺を使って、ずいぶんなミスをおかしてしまいました。
それに気付いたのは、毎日新聞本社紙面審査会へいただいた一般市民(多分、演芸フアン)のYさんのメールからでした。
イケイケJ-WAVE のネットから、紙面審査会へ、それがとうきょう支局へ転送され、その後はメールじゃなくなぜかフアクスで家へ。
この文章の物腰が素晴らしく、とても勉強になりました。さすが講談好き!といたく感心したしだいです。
「※見出しと本記での漢字について「尺台」の字に違和感※」とまず、読みやすい見出しがついています。そして
「私は講談が好きで、独演会や寄席にたびたび足を運びますので、文化面「木村万里のお笑い漂流記」を愛読しております」と自己紹介。
「さて、6月26日(水)付けの毎日新聞朝刊の同記事で、講談の神田北陽さんの独演会について書かれた記事の見出しに「尺台を背に135分」、本記でも「尺台」とありましたが、やや違和感を抱きました。
講釈師が高座で自分の前に置いて使う台ですので、私は「講釈台」
「釈台」
と考えております。寄稿記事だと推察いたしますので、筆者が「尺台」を選べば、そのまま使わざるを得ないかとも思います。ただ、神田北陽さんのことを折りに触れ記事にお書きになる木村さんの原稿でしたので、余計に違和感を抱いた次第です。最近は、「故郷」(=ふるさと)を「古里」と充てざるを得ないなど、新聞の用字スタイルもあるかと思いますが、その種の制約だったのでしょうか?
以上、失礼かとは思いましたがメールにて個人的な感想をお知らせいたします」

いえいえ失礼なんてとんでもない。私の単なるボケミスでありました。
毎日担当者も「ああ、それで釈台なんですかあ、勉強になりました」と感心しきり。
こういう礼節のある指摘には、恐れ入ります、一本とられた、と頭さげっぱなし。
なにかのご参考になりますれば、と御紹介した次第でございます。

■もう雨は大丈夫と傘も持たずに7月3日、下北沢「劇」小劇場へ、グリングの「ストリップ」(作・演出 青木豪)を見に出かけました。7:30開演というのが嬉しい。夕方からちょっと余裕。いただいた小豆島の素麺たぐっていざ出陣。
グリングは、最初はシャンプーハットの「アメリカ」に出た赤堀さんを見たくて出かけました。池袋芸術劇場で見た「イノセント」にすっかり感心。赤堀演技にも感心。メールですぐさますすめた友人もすぐさま出かけてほめておりました。
 キャパが小さくなって大丈夫なんだろうか?と心配しながら、イス席には座りたいから、いつものようにぎりぎりじゃなく着く。自由席の場合は、この時間の読みが大切。劇場と主催者と値段と客層と曜日といろんなポイントを加味しながら、何時に到着が最適かを予測します。最近では、私は神業です。あんまり満員の場合は早く行くと前へ前へ詰められて、とてつもなく前に座らされて往生しまっせ、と大木こだま・ひびき(違ってたらごめん)になるので、特に注意。e+でえらく先走ってチケット入手して、最前列になったときなど、開演10分後の入場で、ドア脇で立ち見にしてもらってその場をしのいだ(ライブ君の席!のとき)、などと苦労がたえません。
 そうまでして…。 
 おっと、グリングの話でした。人の出入りがほんと上手。見せ場も次々に用意されていて、1分たりとも飽きさせません。底に流れるものがちゃんとあって、浮ついてなくて、娯楽にもなっていて、上質な喜劇じゃないかと思います。役者がまた、この役にはこの人しかいないんじゃないかと思わせる。みんなが主役。役者も本も立つ舞台。7日までですよ。
1時間40分というのがまたいい。これ以上短くても、これ以上長くてもよくない、これでちょうどと思わせられました。ところで、グリングってなに?

http://www.gring.info/   ダグアウト:070-5378-9264



小雨降る6月28日、少々風邪気味。サザン昇太の会に出かけて、皆さんに会うエネルギーなし。そこで一人ひっそり、しけた顔して中野プランBへ「ダメじゃん小出」ソロライブvol.3へ。
2もなにかで行かれずで、やっとこさ。丸の内線中野富士見町で降りて、懐かしーい。はるか昔、マルセ太郎の天井桟敷を木村晋介弁護士とここへ見に来たのだった。同じ木村なので、私は妹ということにしてマルセさんをちょっとだましたのも今はいい思い出である。細い階段を降りる。危なっかしいベンチイスに座る。寄りかかりたーい、と1番後ろの席をみつけ、席と壁とは10センチくらいあいていたが、不自然な形で寄りかかる。ゾクゾク人が集まってきて満員状態。
受付にて各自、A面赤、B面白に貼り合わせた紙を持たされている。舞台中央には、イーゼル(?)に立てかけられた白板に日本サッカーチームのメンバー顔写真が貼られている。ほどなく小出現れ、そこにしゃべりながら政治家の顔写真を貼っていく。
フォーメーションがどんどん変わる様子を面白おかしく説明。ゴールキーパーは中曽根に始まって、戸田の位置には亀井しずか、バットマン宮本の位置には野中広務とかね。ユニバーサルジャパンに対抗して北○○ランドのようすとかね、世界の天気予報を政治風俗まじりに一言予報、ニ千円札の嘆きとかもね。紅白の紙で、みんなでPL学園をやりました。小出さんは、もともとジャグラー。体技がうまい人はしゃべりはダメで、しゃべりがうまい人は体技がダメなのがいままでの相場。なのに、ジャグラー、ダメじゃん小出が毒のある主張のあるしゃべりを磨いているのに、とっても好感がもてました。2ヶ月に1度開くという。
次回は8月28日19:30開演。
早めに言ったほうがいいみたい。
予約はinfo@accircus.com ACC
03−3403−0561。予約1500円。

タイトルは「負け犬の遠吠え」。黄色いけど黒い笑いのフルコース、戦後57回目・・・夏の痛快娯楽演芸会、というキャッチコピーがついてます。チラシのイラストは、目つきの悪いパンダが、傍らのODAと書かれた魚篭に札束を詰め込んで、パイプくゆらし釣り竿垂れてて、池には糸をくわえた緋鯉が泳ぎ、池のわきには「賠償・謝罪」と書かれた石が建ってます。ひひひ。なーんでか。ずいぶん愛くるしい顔してるのに、やってることはキツイというちぐはぐがおかしいです。人生前半になにがあったのか。

7月27日、しもきた空間リバテイで行われる山田雅人の会情報。
7時開演。2000円。予約03−3400−3660テイルト。
スポーツ音痴の私でも知ってる「か」のつく選手も来るとか来ないとか・・・。

■某所で、ちょっと昔の若手お笑いの人のビデオを見つづけています。板橋ヘルスセンターが出て来たっ!!ジェットコースターの順番を待つ人々ネタ、ARARAのエレベーターネタ、蛍雪次朗一座の乗車券拝見ネタ、だるま食堂冬山遭難ネタ、ふらみんご葬式に回覧版ネタ、Z-BEAMのわけのわからない会話ネタ、今見ても面白い。ブッチャーブラザーズのプラットホームゴルフネタが出て来ない・・・・・・、悔しい。



リバテイ高野写真展6月25日にやっと合間を縫って行ってみました。
広島の今田酒店から届いたばかりの枇杷をお土産に。
いつもならお客さんが座るベンチに、額付き写真が並び舞台を眺めているさまは「まるで合同慰霊祭」のよう、とうまいこと言った人もいたとか。
舞台は一転、ちゃぶ台を座布団が囲み、昭和の時代のお茶の間に変身。
もちろんペンギン銀之輔も控えている。
ツーショットをパチリ。
天井からは、銀ちゃんがプリントされたTシャツや写真パネルが吊り下げられ冷房を強風にスイッチオンすると、回り出す仕掛け。いえいえ、別に仕掛けじゃないのに回り出す。気の抜けた高野亭好みの音楽が空間をひたし、なんともゆるい雰囲気。
ここへ来た人はなんとなく30分はくつろいで帰るそうです。
お茶も出た。飴もあった。スリッパもあった。
くつろいでたら、びっくりしたあ。
永六輔さん、現る。
「どんなかと思って・・・・・。
はは〜ん。こんなふうにもなるのね。
うちにいっぱいあるエイを飾ろうかなあ」
永さんの頭の中はエイだらけのようでした。
近所に住む神田茜さんは、水玉ペンンギンが生まれるイラストを備え付けのスケッチ帳に描いて帰ったそうです。旦那、彦いちクンはニューヨーク。
21日に、新宿ヨドバシカメラでばったり会ったら「フイルムを買っとこうと思って」ともくろんでいたから今ごろ、ニューヨークの町を徘徊してパチパチやってる頃でしょう。



18・19・20日は、今夏、師匠神田山陽の名を襲名して真打という位になる若き講談師(36歳)神田北陽
(http://www.bekkoame.ne.jp/~iwahara/yotei.htm)のスリーデイズ。素晴らしい3日間になりました。
やる気が横溢した舞台でした。

3人ユートピア 「CHANGE」のロゴ入りTシャツの武春先生を囲む三馬鹿大将、二と三と北 スリーデイズ初日出演、二日目打上参加のみの武春、なにかにノル。 木村万里はどれでしょう?
ヒント:パーマをかけてます。

18日は、神田北陽が着物の着方、袴のつけ方を公開すれば、浪曲師の国本武春は、お客さんに浪曲の声のかけ方を伝授し、本格的にうなり、北陽のこれからへの助言を与えました。(浪曲って、三味線とのセッションがほんとに素敵!)
講談、浪曲、どちらもマイナーに受け取られがちな芸だけど、我々は、こんなに素晴らしい芸はどこにもないと自信を持ってやってるんだから、決して小さくならず堂々とやっていこう、と武春先生が北陽にエールを送りました。日本ほど、こんなに語りの種類のある国はないよ、とも。

19日は、紙切り・林家ニ楽、江戸曲独楽・三増紋之助との3人居酒屋トーク。居酒屋トークと謙遜しながら、なんのなんの、もう爆笑の嵐。3人の押したり引いたりの掛け合いのよさは今ちょっとよそでは見あたらない。しかも、ニ楽と紋ちゃんが、北陽に送る一人トークでは、それぞれが笑わせてじいんとさせた、そのワザったら凄い。決して仕組まれたものではなく、自然に感情がお客サンと一体となってうまい方向に流れていって、最高でした。終わったら、「疲れた」を連発する紋之助、さもありなん。心から言葉を必死で探し探しするので疲れるのも当然。でもだからこそ、私たちの胸を打つ。「次回はいつ?」はニ楽のセリフ。みんなはじけていました。見た一人から「コンチクショーと思うくらい面白かったです」とメールがきました。打ち上げでは、宮本亜門ミュージカル稽古場から国本武春もかけつけて、三人がわさわさしゃべったあとに必ずオチをつけてくれる様は、まるで漬物の石でした。こんな顔合わせめったにないと、私はシャッターを切りつづけました。今年、1番真剣に笑った日。

20日は、なんと北陽2時間15分、立ちっぱなしで憑かれたようにしゃべり続ける。これがまた飽きさせない。この分だと24時間トークもいけるのではないかと思わせた。メガネの紹介から、映画出演の話、そしてバガボンドだった頃、講談師になるまでの道のりをしゃべった。仕組まれていないしゃべりは、お客をぐいぐい引き付ける。しゃべっているうちに本人自身、自分をまとめるのに役立ったようだった。しゃべるのが苦手な私は、とても羨ましかった。いいなあ、お話上手は……。ま、こっちは、書くからいいけど。
22日から30日は、同じリバテイで、「ペンギン銀の輔登場」高野ひろし写真展。見たら、また御報告。銀の輔旅日記は
http://www.vclub.co.jp/ginnosuke/index.htm

!!7月リバテイ見逃せない企画ライブ目白押しよ。!!!

20日2時開演 近藤志げるアコーデオン漫談 西条八十生誕110周年・野口雨情120周年記念。童謡も演歌も弾きます歌います。8月31日には、NHKラジオ深夜便宇田川清江さん担当の日に登場が決定!出ると必ず、いったいどこで聞ける?とNHKに問い合わせが殺到します。いつも開演時間は夜でしたが、やっとお昼公演が可能になりました。是非、どうぞ。
問い合わせ・お申し込みは 
03−3795−9913 
ざっくりこの会・きむらまり。早い話が、私です。


25日は、すわしんじの会。開演7時半と来やすい時間。一人でスタンダップコメディと故林広志台本を演じる。人を直接的に掴む演芸的手法を手のうちにしているすわさんが、状況を構造的に笑わせる故林台本をやるとどうなるか。
精緻になりがちな故林台本を、自分を浮かせることを知っているすわしんじキャラクターが、生のお客を相手に……新しいジャンルが生まれそうな予感。
役者もできる芸人、芸人もできる役者、って素敵だと思いません?
●問い合わせ・予約 03−3592−3905 他言無用プロジエ
クト


27日は、山田雅人の会。軽〜いおしゃべりが飄々。東京へ出てきて、一人ライブは初めて。やるからにはずっと続けていきたいと抱負を語る山田さん。詳しいことがわかりしだいお伝えします。

28日は、イエス玉川の会。なにをしゃべるかわからない、イエス様。
れっきとした浪曲師。15日には国立演芸所場で、次に故・玉川勝太郎を継ぐのは誰か、という会があります。福太郎さんとVS。月に1回、浅草木馬亭に出るのが見られるくらいと、なかなか露出しないイエス様、下北沢へお出ましです。
フアン代表たちで「タマの会」ができて、立派な手作りチラシができました。
これは見ないと損。チラシも舞台も。たまに、たまたましか見られ
ないので、2002年7月は「イエ玉月間」と申せましょう。
●お申し込み・問い合わせ 090−8452−9901 小池
YHW03056@nifty.ne.jp 田口

29・30・31日は若手お笑いライブです。
これも詳細わかりしだいお知らせします。

さて、そのリバテイは、新宿からなら小田急線、渋谷からなら井の頭線の下北沢駅南口から1分、ドトールを背にして、京樽とマクドナルドの間の通りを直進、三井住友銀行の斜め前、いさみやビル4階が会場です。1階カーニバルでは、猫のえさも売ってるよ。ケーキも売ってるよ。電池も売ってるよ。豚の落し蓋も売ってるよ。
出る口、「南口」を間違えるとわけわからなくなるので要注意、本多劇場のある側の出口、と覚えてください。
電話は03−3413−8110リバティ本部。


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