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【 間抜けの壁 】
■8月上旬
前売りライブチケット8枚を家に忘れたと気付いたのが、新宿駅改札口を出た瞬間。
あわてて引き返し、土足で部屋に忍び込みチケットをわしづかみ、
猫の視線を背に受けて待たせたタクシーに飛び乗り再び新宿へ。
とんぼがえり。
結果、椅子に座れず立ち見になってしまった若者たちにはほんとすまないことをしました。
老年世代でなくてよかった。
不幸中の幸い。
頭の中をピンチ脱出計画が駆けめぐる瞬間に大切なのは、
あわてないこと、に尽きますね。
あわてて車にはねられたり、あわてて転んで寝たきりになったら、それはいわば二次災害。
癌は打ち負かしたけど、副作用に負けた、じゃあ本末転倒、言語道断、横断歩道。
被害は最小限にくいとめる、というのが初期ミスをカバーするポイント、
少しでも早く、少しでも安全にミスをカバーする段取りを、
大きく深呼吸をしながらそう自分に言い聞かせるものの、
公衆電話の脇に財布を置き忘れそうになり、
階段で足をとられそうになり、
メガネとメガネケースと手帳と傘を忘れそうになり、
待っていてくれるだろうか、みんな。
走れメロス。
脳のニューロンは忙しげにON,OFFを繰り返し熱量が高まる。
タクシー運転手さんの携帯電話を借用、連絡をつけた、つもりになった。
つかの間の安心は、つかの間の余裕を与えてくれる。
携帯電話は、時間を増やしてくれるわけでも、信頼を深めてくれるわけでもないけれど、
とりあえずの安心くらいは与えてくれる。
一列になって待っていた若者たちの姿、何かに似ていると思ったら、目刺しだった。
開演10分過ぎて会場へ飛び込み、なんとか辻褄を合わせる。
トンボになったり、メロスになったり、忙しい日だった。
■8月中旬
銀行の前に止めてあった自転車の鍵穴に鍵を何度も押し込むがはねつけられる。
錆びか、油もささなきゃね、と繰り返し試みていると
バイクに乗ったおじさんがのぞきこむ。
見かねて、ぽつり一言
「自転車が違うんじゃないか?」
あっちにまったく同じ自転車が。
この後、自転車整備、タイヤに空気がたっぷり入れば、
スイスイの走りっぷり。
近頃、脚力が落ちたと思ってたのは、空気が少ないせいなのでした。
災い転じて福となした。
覆水盆に返した。

■8月下旬
自家製麺つゆをつくるべく、教えられた通り、手のひら大の利尻昆布4枚を4号の水につけて一晩寝かせる。
翌朝、さあできたと、昆布を残して出汁を一気に捨ててしまう。
これが、ほんとの覆水盆に返らず。
家庭ゴミが配水管の中で、おいしい出汁に浸かっている。
中身の印刷されてない残暑見舞い白紙葉書を何通か送ってしまったらしく、知り合いから不気味がられる。
今度は何を企んでいるのですか?
いえ、あの、単なる手違いです、と誰に伝えていいものやら。
年賀状であやまりましょう。
待ってて、半年。
ここまできたら、次は何が起こるか楽しみになってきた。
大騒動のPCウイルスには感染してないのと、
IP電話を自力でつなぎ、子機が使えるようになったのが、ちょっと自慢。
自画自賛。
捲土重来。




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