06/2/21.火 紀伊國屋サザンシアター
「我らの高田?笑?学校〜しょの26〜」
岡町高弥
やはり、プロの芸は違う。
今をときめく中年デュオ・ペーソス、破壊力抜群のオオタスセリを抑えて、半分帰ってきたドンキーカルテット、お馴染みの東京ボーイズが堂々の風格を見せてくれた。
ジャイアント吉田が気持ちよく「バナナボート」を歌うと、小野ヤスシが「うまいねえ」と歌を中断する。
「最後まで歌わせろよ」とマイクを取ると小野ヤスシがマイクを奪い返す。その繰り返しだけで様になる。
「あんたうまいねえ」とお互いどつき合っていたが、本当に惚れ惚れするほど歌がうまい。音楽の基礎があってはじめて成り立つコミックバンド。
往年の切れはいささかも衰えていなかった。その後に登場した、東京ボーイズが飄々といつもの「なぞかけ問答」をさらりと披露し場内を和ませた。
松村邦洋のネタ帳を見ながらの物真似、浅草キッドのホリエモンネタ満載の時事漫才もすこぶる痛快で、たまらないライブであった。
最後の反省会でも決して私服を見せない小野ヤスシ、ジャイアント吉田、東京ボーイズの面々。
芸人の矜持というものを改めてみたような気がした。
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