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PARCO劇場「PARCO歌舞伎 決闘!高田馬場」
三鷹文鳥舎「紫文のみたかdeきいたか」
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国立演芸場「古今亭志ん朝一門会」
紀伊國屋サザンシアター「我らの高田笑学校〜しょの26〜」
神楽坂毘沙門天善国寺「慢性ろくまく宴vol.19」
国立演芸場中席 大喜利・鹿芝居「人情噺文七元結」
新宿末広亭『品川女子学院高等部2年 総合学習の時間』
横浜にぎわい座「笑志の今夜はにぎわE」
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「有楽町噺小屋Jr.立川志の吉&立川志ら乃」
内幸町ホール 「桂雀三郎独演会」
姫路市民会館(兵庫県)新春恒例「米朝・小米朝親子会」
ひびきホール 「第136回長崎寄席 三太楼・白鳥二人会」
よみうりホール「第16回 東西落語研鑽会」
渋谷パルコ劇場「志の輔らくごin Parco」
北とぴあ さくらホール 「立川談志一門会」
巣鴨 studio FOUR 「松元ヒロ ジャズコラボライブ」
渋谷PARCO劇場「志の輔らくご in PARCO Vol.10〜其の壱〜」
 渋谷PARCO劇場「志の輔らくご in PARCO Vol.10〜其の参〜」 
渋谷パルコ劇場 「志の輔らくごin Prarco」

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06/1/27 姫路市民会館(兵庫県)
新春恒例「米朝・小米朝親子会」

Polovetsian

開口一番  桂 吉の丞
「親子酒」 桂 宗助
「稽古屋」 桂 小米朝
「鹿政談」 桂 米朝
(お仲入り)
モーツァルトに寄せて 「日頃の行い」 桂 小米朝
「はてなの茶碗」 桂 小米朝
仕事でもプライベートでもかなりいろいろ自分に言い訳をしつつ、ほぼこれだけのために姫路へ向かった。
だって、こんな会は関東ではまずないし、それこそ酒ではないけれど、関東でないなら上方へ「こちらからお迎えに」いかなきゃ。
この姫路の会は毎年恒例の会ということで、以前は米朝師が2席、小米朝師2席だったそうだが、数年前から1席−3席となったとは小米朝師の話。
少し間に合わず、宗助師の「親子酒」から。
上方と関東ではこうも違うか、と思う話の一例。
だけどサゲが同じ、というのはなかなか面白い。僕はこの上方テーストの方が肌に合う。
ひと席目の小米朝師「稽古屋」。
とにかく何か芸を身につけたい男が、芸のお師匠さんのところに行くが、いろいろとんでもないことをやらかす話。
サゲではなく、歌舞音曲を交えたストーリーを楽しむ話。あっさりと。
米朝師、「80にもなるとぼけてきて…、話を思い出せないと困るから演目は<お楽しみ>としているが、私にしてみれば<お楽しみ>でも何でもない。」といいながら「鹿政談」。
全く嫌みのない話の流れ。鹿を殺した豆腐屋のことを多く語らない。
なるほど、これが名人芸なのか、と思う一席。
仲入りを挟んで、小米朝師2席。
最初は、なんとこの日がモーツァルトの誕生日=小米朝師の誕生日!ということで、
「モーツァルトの生まれ変わり」と自負される小米朝師ならでは、「フィガロの結婚」の要点を上方落語にまとめた「日頃の行い」。
なるほど、こうやってやればオペラでも何でも落語になるのか…。
トリは「はてなの茶碗」。この話を聴くのは実は初めてで、まずストーリーのできばえに感心する。
そして、落語の主人公によくある「だめな男」を演じると小米朝師は一品である。
プリンス、というのがうまく出てくるのだ。もっと関東にも来て欲しい。つくづくそう思う。
7時少し前に入って、8時50分終演。そう長い時間ではないのに、ものすごい充実感がある、
いい会でした。これを年1回聴ける姫路の皆さん、うらやましい限りです…。

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