06/2/19 神楽坂毘沙門天善国寺「慢性ろくまく宴vol.19」
にしき
今回のテーマは「ネタ取り合戦」
新作古典問わず、他のメンバーの得意ネタで勝負。
開口一番 「都々逸親子」小権太
扇辰十八番「悋気の独楽」白鳥
喬太郎十八番「母恋いくらげ」扇辰
馬遊十八番「妾馬」三太楼
仲入り
白鳥十八番「アジアそば」馬遊
「三味線漫談」白鳥
三太楼十八番「花見の仇討」喬太郎
古典が三席でしたが、同じ古典でも白鳥さんは危険な匂い。
稽古をつけたという扇辰さん「あれだけ変わっちゃうと怒る気もしません。ただ、稽古つけた俺の時間を返してくれ!!」これはもう別の噺です。
一方、喬太郎さんから直接ではなく、一昨年の下北沢「喬太郎伝説」のときのビデオで稽古したという扇辰さん。
「あれね、長いんですよ・・・マクラが」。
意を決したようにちょっとだけ間をおいてしぐさを作って「タコです」と噺に入り「今日初めて私を見る方がいると思うと・・・」と言いつつも、次々とメンバーを本名で登場させたり、古い歌を次々歌ったりと大サービス。
もちろんけなげな子供くらげのクラノスケくんに涙しました。
中ドリ「今日、何も知らずに来た方に応えられるのは私だけ」と三太楼さん。
でも「自分も前に喬太郎、白鳥のネタをやりました。それぞれに特徴があるんです。こうして新作も古典になっていくんでしょうね。そういうことに関われるのはうれしい」とも。
そんなわけで、最後まで古典みっちりかと思いきや、オチは白鳥さんの噺にリンクしちゃいました。
仲入り後は、打ち合わせに出られなかったらいきなり白鳥さんから「アジアそばの稽古をつけてやる」とメールをもらった馬遊さん。
古典の大ネタを聞くことが多いけれど、なんだか、こういうのも合ってる気が。白鳥さんの他の噺とかきいてみたいです。
さてさて、ひざの色物さんは、ジャージにサングラス・黒の毛糸の帽子に三味線もった白鳥さん。
客席は「怪しい〜〜!!」の声。
高座に腰をかけ、口調は長渕風?弾けないけど弾いちゃう三味線で、「なぜなぜなぜなぜ・・・」「なになになになに・・・」となぞなぞ。せっかくだから答えたかったんですけど、すいません、頭悪くてだめでした。
トリ喬太郎さん。独自の噺の運びもキャラも、芝居のセリフの技も見事に、メンバーの新境地を垣間見られたこの会を締めました。
喬太郎さんにとってはいつもやっていること・・・か。
SWAでシャッフル。こちらで「ネタ取り」。是非またこれからも・・・。
top |