05/05/01　紀伊國屋ホール「林家たい平独演会初夏」
木村万里

とにかく空間に楽しい空気を醸しだす、これは才能。
気働きのする落語家さん。
自身の家族の物語はほんと楽しい。
田鹿洋服店に来るお客さんをみんなでもてなす家族の一致団結ぶりは、いまのたい平さんを見ているとさもありなん。
こういう育ちが、こういう落語家さんを作ったのね。
で、結婚、出産、また新たな家族の物語が始まり、連綿と続く家族物語。
きっと作ってほしい「家族泰平ものがたり」。
悲惨な苦しいニュースが多い中、ほのぼのしながら聞きました。
合間に吹いた？イージートランペットの衝撃に客席、気持ち総立ち。
私の知り合いからは、さっそく購入しましたメールが。
ヤマハさん、たい平さんをキャンペーンボーイとして雇いませんか？
「野ざらし」「お見立て」双方、メッチャ明るいたい平落語。
「あんま釣り」と言う言葉を覚えました。
「みんなで見てましょう」フレーズを左談次さんが日常で多用していたのは、「野ざらし」からきていたのだったか！

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