しもきた空間リバティ 「絹9」

新宿末広亭「余一会 六人の会プロデュース
『明日の寄席』昼の部」
下北沢本多劇場「志の輔らくごin下北沢」vol.12文楽篇 初日
しもきた空間リバティ「絹9」
倉庫の二階 「晴乃ピーチク大漫談会」
横浜「Thumbs Up」 なぎら健壱ライブ
古本酒場コクテイル 「ふちがみとふなとライブ」
築地ブディストホール 立川談春「立川談春独演会」
日暮里サニーホール 柳家三三「月例 三三独演 第1回」
三鷹文鳥舎 柳家紫文「みたかdeきいたか」Vol・6
よみうりホール「第13回東西落語研鑽会」
お江戸日本橋亭 たま・南湖二人会2days
有楽町よみうりホール「談志好みの芸人大全VOL.2」
紀伊國屋ホール「林家たい平独演会初夏」
STAR PINE’S CAFE 
寒空はだかソロツアーin東京「トコナメの島セントレア」
新宿紀伊国屋ホール「林家たい平独演会」
新宿紀伊國屋ホール 「林家たい平独演会 初夏」
十番会館「麻布十番だるま天国」
国立演芸場「三宅坂で乱歩。」
大阪能楽会館 志の輔らくご「能楽どーや」
かもめ座「カバレットシネマinかもめ座」
大和屋能舞台
「第4回大和屋花舞台最終公演 花に遊ばば 「親子茶屋」の世界」
ピッコロシアター「米朝・小米朝親子会」 
大阪・天王寺茶臼山舞台「年越しオールナイト落語会」
内幸町ホール「すわ親治ひとり舞台5」

バックナンバー


05/04/23.土 大阪能楽会館 志の輔らくご「能楽どーや」
未満

昨年に続き、2年目の「能楽どーや」。今回は昼の部へ足を運ぶ。
前回の「軽く昼の部でリハーサルしました」に対し、今回は「見てお分かりの通り夜の部は抜け殻でございます」に笑。
モノは言いよう。
落語ブーム:昨年の大銀座落語会の成功、今年はもっと上方の噺家を東京に招く、
その代わりに東京の私も上方に行かなくては、と、東京・上方落語の垣根が低くなったようなうれしい予感のさせる発言。
5番弟子の沖縄出身・立川めんそーれが前座を。
「自己紹介しながら、ようこそといつでも挨拶できる縁起のいい名前なんです」
演目はたらちねを。全体的にまだ硬いけれど、現実離れした女房の口調がおもしろく、受けていた。
志の輔:
堀江社長に始まり、ブロードウェーミュージカル体験、1日にして3億円動くミュージカルの凄さ、
何より、その真横のホテル33階でブロードウェーを見下ろしながらのインターネットは世界を征服したよう、テロリストの気持ちが良く分かる、とまで。
「買い物ブギ」
祖母や母の時代は洗濯、炊飯にしても、一つの作業に専念、やり遂げた時の充実感ある表情は、同時に二つのことも、三つのこともできてしまう現代の家電生活では失われてしまった、二つのことを同時にするのは無理がある、どうせなら今日の落語会、雑念を捨て存分に専念して楽しんでくださいと。
会が始まる前、パソコンが瀕死状態、週明けアップの原稿が・・・と気もそぞろな友人、あとでこの言葉に励まされたわぁ、と。
そんなマクラから、噺へ。
初志の輔・落語デビューで聞いた、4年振りにして2度目の噺。
前回は笠置シヅ子の同名曲が会場に流れるニクイ演出だったのも思い出しつつ。
どこにでもあるドラッグストアの店員・店長・客のおやじの絡みが痛快。
モノの溢れる世の中の風刺を、この一軒の店が代弁。
中入り
志の輔:
沖縄→ゴルフ→宮里藍と話を繋げ、TVで見たタイガーウッズのインタビューで感じたこと。
緊張感をキープしつつ、リラックスすること
難しいがこれができるのが天才、と。
ふだんの生活にも言えるキーワードだなぁ、と思いながら聞く。
「抜け雀」
旅籠を営む貧乏夫婦、絵師の父子、人間関係・心理が衝立に描かれた雀が飛び立つ、落語ならではのファンタジーと絡まり絶妙。
金の妄想にとらわれ、もう訳分からない状態のおかみさんの表情が印象的。
志の輔の手にかかる、「おばさん」はいつも突きぬけている。
見てる方が清々しくなるほどおかしい。
ウォーキングスタイリストの資格取得目指す友人、「落語家になれ」と常々言われてるそう。
「楽しむ」を「教える」と同時に伝えることが重要だとか。
そんな彼女、顔の筋肉久々に使ったー、と感想。
隣でいっぱい笑ってらっしゃいました。

top

Copyright (C) 2003 marishiro

 

inserted by FC2 system