しもきた空間リバティ 「絹9」

新宿末広亭「余一会 六人の会プロデュース
『明日の寄席』昼の部」
下北沢本多劇場「志の輔らくごin下北沢」vol.12文楽篇 初日
しもきた空間リバティ「絹9」
倉庫の二階 「晴乃ピーチク大漫談会」
横浜「Thumbs Up」 なぎら健壱ライブ
古本酒場コクテイル 「ふちがみとふなとライブ」
築地ブディストホール 立川談春「立川談春独演会」
日暮里サニーホール 柳家三三「月例 三三独演 第1回」
三鷹文鳥舎 柳家紫文「みたかdeきいたか」Vol・6
よみうりホール「第13回東西落語研鑽会」
お江戸日本橋亭 たま・南湖二人会2days
有楽町よみうりホール「談志好みの芸人大全VOL.2」
紀伊國屋ホール「林家たい平独演会初夏」
STAR PINE’S CAFE 
寒空はだかソロツアーin東京「トコナメの島セントレア」
新宿紀伊国屋ホール「林家たい平独演会」
新宿紀伊國屋ホール 「林家たい平独演会 初夏」
十番会館「麻布十番だるま天国」
国立演芸場「三宅坂で乱歩。」
大阪能楽会館 志の輔らくご「能楽どーや」
かもめ座「カバレットシネマinかもめ座」
大和屋能舞台
「第4回大和屋花舞台最終公演 花に遊ばば 「親子茶屋」の世界」
ピッコロシアター「米朝・小米朝親子会」 
大阪・天王寺茶臼山舞台「年越しオールナイト落語会」
内幸町ホール「すわ親治ひとり舞台5」

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04/12/31 大阪・天王寺茶臼山舞台「年越しオールナイト落語会」
ひらりん・未満

茶臼山舞台は、天王寺駅近くに移転。前より狭くなっていました。
4-50人で満席かな、という桟敷が苦しいほどぎゅうぎゅう。
後ろの扉は開けたままで、外までパイプ椅子のお客さんが座る。
オープニングトーク(桂あやめ・月亭遊方)によると、オールナイトだけに来るマニアもいるとか。
年輩の普通の方もいらっしゃいましたが、皮ジャンに長髪のマニアックそうな若者連れも、ちらほら。
神社仏閣だらけなので、お参り前後に寄る入れ替わり組も。
『2004年Newsなネタ特集』で、
笑福亭たま「2004記憶術」、
三風「2004時事落語」、
ダンスユニットが踊りまくったあと、あやめさんが、新作「祝!サ−ヤご婚約」で炸裂。
さる高貴なご一家の嫁姑のお雑煮の習慣とは?
『トーク・オールナイト落語会を振り返る』 あやめ・三風・遊方
あやめさんが離婚直後に、お正月準備手伝いがなくなって年末が寂しかったから、という意外な始まりで、場所変わりつつ、12年間続いている。思い出の落語や見世物を振り返る。
過去の話のなかで、みてみたいと思ったのは、鹿芝居の「くっしゃみ講釈」。
本当に、講談の横で火を焚き、コショウなんて生ぬるい、と唐辛子をくべたら、赤辛い煙が蔓延。
客席共々死にそうになった、という
のと、「尻餅」で、実際に生尻を叩いてみたというもの。音が小さくてしょぼかったそうです。
休憩・
エコノミー症候群にならんように、立って、動いて、と、観客に指示が飛ぶ。
トイレは、なんと舞台を乗り越え、後ろの幕をめくったところ。
お客さんの列が小さな舞台に並ぶという不思議な光景。
『年越しネタ特集』は、小染「尻餅」、アコーディオン音曲夫婦漫才・おしどり、そして、今年の鹿芝居は「掛け取り」。あやめ・小染の夫婦に、借金取りが次々と。
手品狂いの三風に風船を渡し、ロックさえやらしとけばいい遊方にはギター、
おかまの呉服屋=白塗りの染雀には、男=夫をあてがって、裏へ送る。
最後に、あやめ蜘蛛柄タイツ姿で完。
続いて、一人地味目で渋く、年齢も上な笑福亭松枝さん登場。
「除夜の雪」。珍しい噺だそうです。
はちゃめちゃな雰囲気をがらっと変え、一気に大晦日の雪の寺へ。
生臭坊主の集う部屋に、大店のおかみさんが傘を返しにくる。
玉の輿にのったようにみえるが、姑のいびりで可愛そうなんや、と噂をしていると、
実はその時刻に首を吊っていたと知らせが来る、じゃあ、さっきのは?除夜の鐘が響く・・・、
寒さが伝わるよう・・いや、客席はほんまに寒い。後ろの戸は開け放しなのです。
しんと静まりかえる客席。大喝采。かっこいー。
〜休憩〜
25分ほどで、思いついた順に小咄披露しては、ドラをつく、『108つ!除夜の鐘小咄』。
時間との闘い。ペン持ってるお客さんが数え係に指名されて、ドリンク配って、カウントダウン。
舞台周りの幕がめくれて、顔を歪めてネタを考える出演者の顔が一番おかしい。
ここでも、一人自由自在に小咄を出し、突然、「今はエロ小咄コーナーですねん!」と振られても、即座に返す松枝さん、すごい。
遊方はロック小咄、あやめは僧ネタ、ちょっと長いエロ小咄を繰りだすのは、たま。
「町内の若い衆」丸ごと、小咄にしているのまで飛びだす。
12時、あやめさんの娘、なごみちゃんも舞台にあがって、カウントダウン。
酉(トリ)ネタ特集の市楼「つる」。
この時間、落語をやっているのは世界で私一人でしょう」と言っていたけど、どうなんでしょう。
姉様キングスも福笑「島原ララバイ」も、『お年玉争奪クイズ合戦』も見たかったけど、ここで退散。
入り口の外に張ったテントの楽屋からは、寒いっ、とか、噺家さんの子ども達の声も混じって大騒ぎが聞こえてました。
客席の邪魔になってるやん。
元日には、すぐ側の一心寺初席に、この中からも多数出演。
そのままなだれこみはったんでしょうか。
そのまま、終夜運転の電車で、梅田へ。
梅田の飲み屋街の真中の神社で初詣。
お正月報告でした。

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