07/4/30.月 Apple Store Ginza --2:00 p.m. - 3:30 p.m.
「関東落研連合プロデュース公演：喬太郎に挑む学生落語家」 無料
ひらりん
オチケンの落語とゲストの講評というものと、銀座とアップルストアにひかれて出かけてみました。
普段はMac OS X v10.4“Tiger”ワークショップなどが開催されているイベントスペースでの落語なんて、落研連合、やるなあ。
３階へ行くエレベーターはスケルトンで、トイレは真っ白。
視聴覚室風の部屋の正面には、iTunes Storeで配信中の「すみれ荘201号」の映像が流され、音楽やタイトルも勿論MACで操作。
落語４席は、学生ならではの教授会模様マクラや、緊張で息があがる様子、声の良さや「死神」の演出の工夫に感心したり、小道具のトマトはいらない
よ、と突っ込んだり、それぞれ個性があって、なかなか楽しい。
特別ゲストは喬太郎師。
司会をフォローし、誉めたり落としたり、演出の改案を実演したり、学生にしかできない落語を、という懇切丁寧な助言や講評は興味深い。
大喜利の司会も担当する仕事人振りを発揮。
ただ、演者が頑張っていただけに、スタッフが客席横で相談したり物を落としたり、走る子泣く子を放置していたりと、落語会の基本が出来ていなか
ったのは残念。
落語ブームで、新しいイベントがあるのは嬉しいのですが、有名落語会のハッピを着た係員もいたのに、落語を楽しめる環境作りがいま一つ。
アップルストア・スタッフは、暗い会場のイベントが多くて、カメラの位置や高座横を動くのが邪魔なのが分からなかったのかもしれないし、企画側が
きっちり伝えていく必要性を痛感。
iPod, Macの説明聞きついでに立ち寄れる良い場所なので、次回があるならば、是非、課題をクリアして、いいイベントにしていってほしいものです。
喬太郎師の締めの挨拶で、芸人になろうなんて思わず、まっとうな社会人に、という主旨の言葉に、ひときわ親御さん達の笑い声が大きかったよう
に思ったのは、気のせいだったでしょうか。