●08/11/17.月 有楽町よみうりホール
「第三十回東西落語研鑽会」 18:30開演
くろべえ
銀瓶「天災」
たい平「干物箱」
可朝「餅屋問答」
< 仲入り >
仁智「源太と兄貴」
鶴瓶「鶴瓶版 死神」
お囃子 林家和女、千葉しん
都合がつく限り毎回行ってるこの会、チケット入手は毎回超激戦。
先行予約日の3日(!)くらい前にDMが来るので、毎回どひえーっと焦りまくりながら、当日はDMを抱きしめて、発売時間の3時間くらい前からぴあステーションに並ぶ。
それでも2階席とか、今まで一番良くてもせいぜい前方端っこくらいしか取れなかった。
それが、今回はなんと2列目の正面!!
チケットを見たときは、キャーッと叫びそうになりました〜。
可朝師匠の復帰初高座を見たくて頑張った甲斐があった。
チケットの神様、ありがとうございます!
銀瓶 「天災」
安心して笑えた。
ただ、今回はあとの大物師匠方がスゴすぎたので記憶が霞んでしまいました。
ごめんなさい。
もっと小さな会で見たらもっと印象に残る人だと思う。
たい平 「干物箱」
いつもうまいし笑えるんだけど…安定しすぎてていまいちはまり込めないたい平くん。
優等生タイプ。
可朝 「餅屋問答」
高座復帰おめでとうございます!
カンカン帽をかぶっておどりながら座布団ぐるりと回って着座。
2階席から「待ってました!」の掛け声も(わたしもかけたんだけど届かなかったみたい…)。
お騒がせしました、と深々とお辞儀。
まずはしばらく例の事件に触れて、いや、ほんまにほんま、ほんまほんまですわ、ほんまに……このまま終わるかと思った(笑)。
ほんまにほんまにほんまに高座復帰できてよかったですね〜。
破天荒な私生活のイメージとは裏腹に、なんとなくドスがきいてるものがありながらもどちらかといえば端正で味わい深い高座が魅力。
「餅屋問答」(東京の蒟蒻問答)もあっさりしてるのにふわーっと話に引き込まれてまるでその場にいるよう。
でも、出てきてほんまにほんまに、って言ってるの見てるだけで面白い。
引っ込むときもカンカン帽片手に踊りながら〜♪
<仲入り>
仁智 「源太と兄貴」
廃業寸前、二人きりのや●●さんのとある組。
なんとか再起しようと奮闘するのだけど…。
源太があれこれ提案するアイデアがいちいちバカバカしくて爆笑!
仁智師匠見るのはこれが二回目で前回はイマイチだったんだけど、いいですわ〜。
めちゃくちゃ笑った。
福笑師匠と並ぶ上方の爆笑王トップツー、というのがよーく分かりました!!
鶴瓶 「鶴瓶版 死神」
昨年9月にこの会でネタ下ろしでやって納得できなかった、という、リベンジ高座。
死神の設定が意外。
鶴瓶の落語は「私落語」なども含めてこれも意外や人情系。
死神もこの設定によってしっとりした人情話になってる。
私的にはもっとちゃらけた演出の方が好きなんだけど…。
それにしてもよみうりホール、って広すぎる。
落語というのは、ホールなら本多劇場とか大きくてもせいぜい400人くらいで高座と客の近い環境で見る芸だと思う。
東西交流の場として、沢山のお客さんにその交流を見てもらう場として、大きなホールになるのは仕方ないとは思うけど。
でもついつい好きな落語家さんばかり追いかけてしまうので、この会だと色々な噺家さんを一席ずつたっぷり聞けるから勉強になる。
この会で知って好きになった噺家さんもいたりする。
やっぱり仕方ないか。
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