しもきた空間リバティ
「渦20 コント渦 ナギプロ・パーティー単独ライブ<いい肉>
しもきた空間リバティ
「渦20 コントナギプロ・パーティ<いい肉>」
長野県駒ヶ根市/安楽寺「第九回 柳家喬太郎独演会」
池袋演芸場「第11回 柳亭燕路独演会」
第69回 南大塚落語会 春風亭栄助改め百栄の真打昇進を祝う会
上野鈴本演芸場「鈴本特選会 市馬落語集」
「第69回 南大塚落語会 
春風亭栄助改め百栄の真打昇進を祝う会」
有楽町よみうりホール「第三十回東西落語研鑽会」
国立小劇場「第485回 落語研究会」
お江戸両国亭「たまの東京フレンドリー寄席」
亀有駅前かめありリリオホール
「瀧川鯉昇 柳家喬太郎 二人会 古典こもり」
まつもと芸術館小ホール「松本あるぷす寄席」
下北沢 本多劇場 春風亭昇太プロデュース「あの頃の噺」
〜市馬・昇太・談春 前座噺の会〜
お江戸日本橋亭「第五次 第八回 圓朝座」
三鷹星のホール「立川談春独演会“秋談春”」昼の部
お江戸日本橋亭「たんす屋寄席 vol.4」
新宿スペースゼロ「おっ、ぺれった(人知れず)20周年記念公演
『ちょっとノゾいてみてごらん』」
西荻窪サンジャック「柴草玲ワンマンライブ」
東京グローブ座「昭和島ウォーカー」
東京芸術劇場中ホール「白鳥ジャパン大独演会」
東京芸術劇場小ホール
「バキューン、ふわふわ。福笑・鯉昇二人会 」
高円寺ちんとんしゃん
「第206回ちとしゃん亭」入船亭扇辰独演会
博品館劇場 落語版源氏物語「空蝉」柳家喬太郎
大阪うめだ花月「梅田花月花形落語寄席」
バキューン、ふわふわ。笑福亭福笑・瀧川鯉昇二人会

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●08/11/6. まつもと芸術館小ホール「松本あるぷす寄席」
岡町高弥

11月にしては暖かい日曜日、「松本あるぷす寄席10回記念公演〜柳昇の息子たち〜」に出かける。
なんと、春風亭昇太と瀧川鯉朝の二人会。
「師匠選びも芸のうち」というが、柳昇チルドレンが師匠の思い出をネタに存分に笑いを取っていた。
まずは、鯉朝が「柳昇は5割の師匠といわれていまして、取った弟子の半分は辞めているんですね。しかも交互に辞めていく。不思議なもんですね」といって笑いを誘う。
「おまえは、戦争があったら兵隊に行くかと師匠に聞かれ、師匠の命令なら、嫌ですが行きますと苦し紛れに答えたら、喜んで一万円くれました」とはいい話しだ。
続いて、昇太が登場し、「鯉朝は死んでやるが口癖の、泣き上戸の気持ちの悪い弟弟子です。瀧川一門に移ってくれて本当に良かった」と言って会場をわかせる。
「柳昇一門は多摩川に鮭の稚魚を放流しているようなものなんですね。とても生きていけないような環境で弟子を育てていく」とはうまいことをいう。
「とにかく優しい師匠でしたが、いつも心にとがったものをもっていましたね」
「今度戦争やったら負けないって」
「弟子は本当に面倒くさい。わざわざ飯を食わせて、お小遣いまで渡して自分のライバルを育てているようなもんですから」
とは明晰な昇太ならでは卓見だ。
「宴会の花道」「時そば上方バージョン」を演じるもきちんと落語ビギナーに前座噺の難しさを教える。
「普通に日本語が話せれば大概の人情噺はうけるんです。難しいのは前座噺。長い噺をやってどっちらけになるより中身の濃い前座噺の方がいいんです」。
柳昇の思い出で場をもりあげる鯉朝、さらに軽く「落語の見方」も教える昇太。
今や落語芸術協会、最大の団体、柳昇チルドレンが落語を全国に広げていく。
柳昇の芸は今も脈々と受け継がれているようだ。

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