●08/11/9.日 お江戸日本橋亭「第五次 第八回 圓朝座」
くろべえ
18:30開演
柳亭市丸 「子ほめ」
鈴々舎馬桜 「緑林門松竹 上総屋清三郎」
三遊亭円丈 「文七元結 大晦日版」
初めての「圓朝座」。
圓朝作品を聞く、馬桜師匠の会。
今は「緑林門松竹」という長〜いお話をしていて、それが8回目なんだと思う。たぶん。
市丸くん
元気いいのがかわゆい前座さん。
馬桜師匠
話がとてもややこしい。
似たような名前の別の登場人物がでてきてアレ?と思ったり。
おまけに悪い人間が出てくるわ出てくるわで、これでもか!ってな具合。
とにかくどろどろのごちゃごちゃ。
でもその込み入った話を馬桜師匠は分かりやすく演じてくれた。
トリ頭の私が今でもちゃんとストーリーを覚えてる!
馬桜師匠の高座でいつも思うのは、分かりやすいこと。
まだ数回しか聞いたことないけど、初めて聞く話でも不思議にどれも覚えてる。
最後にええー!?な展開になって、お次は次回。
だから次回も行かなくちゃ!です。
円丈師匠
恥ずかしながら「文七元結」を初めて聞いたのが一昨年12月の円丈師匠だった。
あれからいろんな噺家さんのを聞いてきたけど、誰のもいまひとつ。
円丈師匠らしく、じつはちょっと手を加えてある。
おかげで文七の売る元結がなぜそんなに評判になったか、とても納得できる話になってる。
それを知らなかった私は、ずっと???だった。
そして佐野槌の女将の息を飲むかっこ良さ。
女将の啖呵に、客席はしーん…と静まり返ってまるで水を打ったよう。
情けないダメさと男気の入り混じった長兵衛もそこに本当に生きていた。
文七元結は私の中では円丈版が最高なのだけど、もっとよいのがあると言われたのでそれも聞きたい。
面白いお話を聞きたい!
私の場合、子どもがお母さんにお話をねだるように噺家さんに面白い話を求める。
可笑しかったり、楽しかったり、はらはらしたり、こわかったり。
わくわくしながらこれからもおねだりおねだり。
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