まりしろ まりしろ まりしろ まりしろ まりしろ まりしろ まりしろ まりしろ まりしろ まりしろ まりしろ まりしろ まりしろ まりしろ

 

 

 

 
 
横浜にぎわい座「だるま食堂単独コントライブだるまの毛inのげシャーレ」
岡町高弥
青年座劇場「劇団青年座第224公演/砂漠のクリスマス/脚本:ジョン・ロビン・ベイツ、翻訳:高橋知伽江、演出:須藤黄英」
岡町高弥
三越劇場「劇団民藝/SOETSU 韓くにの白き太陽/作・長田育恵、演出・丹野郁弓」
岡町高弥
立川シネシティ「この世界の片隅に/こうの史代原作、片渕須直監督」
岡町高弥
日本橋劇場「神田松之丞 師走独演会 /義士とお化け」
岡町高弥
2016/11/24.木「燐光群/天使も嘘をつく/作・演出、坂手洋二」
岡町高弥
シアタートラム「劇団チョコレートケーキ/治天ノ君/脚本・古川健、演出・日澤雄介」
岡町高弥
三越劇場「劇団若獅子錦秋公演/沓掛時次郎」
岡町高弥
しもきた空間リバティ「渦38/鉄渦16」
くろべえ
しもきた空間リバティ「渦38/超渦、鉄渦」
じむ福
よみうり大手町ホール「春風亭一之輔三夜」
岡町高弥
下北沢ザ・スズナリ「プレオム劇プロデュース第一回公演/片鼻/中島淳彦作演出」
岡町高弥
日本橋社会教育会館八階ホール
「平成28年度(第71回)文化庁芸者祭参加公演/桂三四郎独演会 3回目」

くろべえ
かめありリリオホール
「上方落語 初! 桂文枝・三四郎 親子会」

くろべえ
しもきた空間リバティ「渦38/ますらお渦」
すみはち
しもきた空間リバティ「渦38/えり渦」
岡町高弥
ポレポレ東中野「クワイ河に虹をかけた男/満田康弘監督」
岡町高弥
吉祥寺シアター「谷崎潤一郎作/お国と五平、小山内薫作/息子:演出、マキノノゾミ」
岡町高弥
紀伊國屋サザンシアター「劇団民藝/箆棒べらぼう/作・演出、中津留章仁」
岡町高弥
かつしかシンフォニーヒルズモーツァルトホール「清水ミチコ30th Anniversaryひとりのビッグショー」
岡町高弥

バックナンバー

笑いのかけら
情けのかけら

●2016/10/13.木 吉祥寺シアター
「谷崎潤一郎作/お国と五平、小山内薫作/息子:演出、マキノノゾミ」

岡町高弥

10月13日、日本近代古典傑作選、谷崎潤一郎作「お国と五平」、小山内薫作「息子」演出、マキノノゾミを吉祥寺シアターで観る。「お国と五平」は、歌舞伎でもよく上演される名作だ。
闇討ちされた夫の敵討ちのため、家来・五平(石母田史朗)と共に放浪するお国(七瀬なつみ)と、敵でありながら虚無僧姿でずっと2人を追いかけていた友之丞(佐藤B作)の三人芝居。三人芝居というよりは三角関係の物語。敵から慕われ、追う追われるの関係が反転していく。
何が悪で何が善か、剣の腕前も容姿も劣る男がなぜ、思慕する女性のために恋敵を闇討ちしてはいけないのか、佐藤B作の熱弁は滑稽だが、どこか説得力がある。
情けない男のなりふり構わぬ卑怯な生き方は、現代にこそ通じるものがある。
「息子」は9年前に家を出た息子(佐藤銀平)が落ちぶれはて捕吏(山野史人)に追われて火の番屋に逃げ込んでくる。そこには親父(佐藤B作)が。決して親子と名乗らない二人が他人のふりをしながら情を交わしていく物語。実の親子ならではの情感溢れる芝居を見せてくれた。
無駄のない完成度の高い古典をどう見せるか。マキノノゾミは、佐藤B作の持ち味である喜劇性を存分に引き出し、身近な芝居リアルな話に作り替えていた。秀作といっていい。なかなか味わい深い二つの舞台であった。

 

 


このHPは、リンクフリーです。ご自由にどうぞ。


Copyright (C) 2013 marishiro 


inserted by FC2 system