まりしろ まりしろ まりしろ まりしろ まりしろ まりしろ まりしろ まりしろ まりしろ まりしろ まりしろ まりしろ まりしろ まりしろ

 

 

 

 

新宿花園神社「新宿梁山泊/二都物語」
岡町高弥
シアタークリエ「おもろい女」
岡町高弥
北沢タウンホール「清瀬から出張公演/北沢つながり亭/マイク1本」
岡町高弥
日暮里d-倉庫「勝田演劇事務所プロデュースNo.24/かもめ」
岡町高弥
「渦35/謎渦、みどり渦」
シェイクスピアリアン
しもきた空間リバティ「渦35/謎渦」
じむ福
しもきた空間リバティ「渦35/みどり渦」
みじ
しもきた空間リバティ「渦35/謎渦」
岡町高弥
下北沢ザ・スズナリ「劇団燐光群/現代能楽集クイズ・ショウ(作・演出、坂手洋二)」
岡町高弥
シアタートラム「砂の骨」
岡町高弥
横浜にぎわい座「月亭可朝の喜寿を祝う会」
岡町高弥
ザ・スズナリ「劇団ハートランド第18回公演/バリカンとダイヤ」
岡町高弥
北沢タウンホール「キンニラ+あこシアター5」
東大和の、けこちゃん
渋谷パルコ「志の輔らくごinPARCO2015
岡町高弥
池袋芸術劇場シアターイースト「The River」
岡町高弥
夜の部/鰹アルデンテ 日本橋三井ホール「我らの時代、ラクゴアルデンテ10回記念」
あわあわ
日本橋三井ホール「我らの時代、落語アルデンテ10回記念/日本橋アルデンテ夜の部/鰹アルデンテ」
岡町高弥
吉祥寺MANDALA2「只酔う男/漂う女」
岡町高弥
テレビ東京金曜深夜0:52~「山田孝之の東京都北区赤羽」
岡町高弥
池袋演芸場上席「春風亭勢朝師匠と寄席を観る会」
岡町高弥
「SOUL玉TOKYOライブ/シカラムータ結成20年」
岡町高弥
「白酒ばなし」
岡町高弥

バックナンバー

笑いのかけら
情けのかけら

●2015/2/24. 池袋芸術劇場シアターイースト「The River」

岡町高弥

青木豪の作る芝居にハズレなしというのが長年の持論だ。
果たしてイギリスの作品「The River」(原作・ジェズ・バターワース、翻訳・高田曜子)は青木豪演出でどうなるのか、その一点が見たくて池袋芸術劇場シアターイーストに駆けつける。
舞台は川の近くの山小屋である。
男(岡本健一)と女(鬼頭典子)がいるだけだ。
男は川釣りの説明に夢中、女は夕焼けの美しさに見とれて話がかみ合わない。
男は夜の川に蠢く魚たちを見せたくて女にその情景を説明する。
男と女は恋人なのか、ただの一夜限りの関係なのかわからない。
次の場面で行方不明になったと思っていた女(南沢奈央)が 現れる。
魚が釣れたと喜んで帰ってきたのだ。
最初の女と二番目の女は同一人物なのか、あるいは別人なのか、過去なのか、死者なのか判断できない。
物語は二人の女が交錯していく形で登場する。
女と男の関係は忘れたいような悲劇なのか、はたまた甘美な思い出なのか、どちらとも取れるようなエピソードも散りばめられている。
二人の女は結局、山小屋を去っていく。
過去と現在の間をさ迷う男の話かと思っていると第三の女(森尾舞)が登場して幕となる。

不思議な肌触りの芝居だ。現実が微妙に壊れていく感覚はどこかグリングの匂いがする。複数の解釈を要求する芝居。単純にカタルシスを感じさせない戯曲である。
見終わってからじわじわと沁みてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


このHPは、リンクフリーです。ご自由にどうぞ。


Copyright (C) 2013 marishiro 


inserted by FC2 system