●2016/1/26.火 北沢タウンホール「ほどほど落語長屋 第三回」
岡町高弥
笑った笑った。
寒い日はひたすら笑うに限る。
1月26日、北沢タウンホールで「第三回ほどほど落語長屋」。
春風亭一之輔、桃月庵白酒、立川左談次、川柳川柳。どう考えても面白くなる顔触れだ。
まずご挨拶で、「川柳師匠は昼も寄席に出て芸の虫ですね」と白酒が持ち上げれば、左談次が「小金が好きなだけなんだよ」と突っ込む。
一之輔が「新聞記事」をさらっとやって、左談次が「骨折話」と「たいこ腹」で盛り上げる。
後半、白酒が川柳をリスペクトした「寄席よりの使者」で大爆笑。
何しろ酔っぱらいの川柳が大暴れして平和の使者としてシリアで「ガーコン」をやるという奇想天外な落語。白酒が美声できっちり「ガーコン」のさわりをやるところが見事。
トリに上がった川柳が、「ガーコン」をやると思いきや、甲子園の入場行進曲について、ひたすらぼやきまくる「パフィーde甲子園」を聴かせてくれたから堪らない。
パフィーの歌をまさか川柳が歌うとは油断ならない85歳だ。まだまだ元気。いいあんばいに盛り上がって一本締めで幕となる。
楽しい楽しい落語会だった。
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