●2015/12/7.月新宿末廣亭「第二回春風亭勢朝師匠と寄席を観る会」
岡町高弥
12月7日、「第二回春風亭勢朝師匠と寄席を観る会」がようやく実現した。
一回目が2月なので半年以上かかった。今回は新宿末廣亭上席。
7人の方が集まった。新潟、長野からも来ていただいた。
末廣亭集合、さすがに平日の夜の末廣亭はいい塩梅で空いている。
初音家左橘がさらりとやって、ダーク広戸がのんびりしたマジックを見せる。
林家彦いちが「これぐらいの隙間がちょうどいいんです、寄席で緊張感があっちゃダメです」
と笑いを取って「にらみ合い」できっちり盛り上げる。
金原亭伯楽の「志ん生の思い出」からの「猫の皿」。
仲入り後は、柳家小せんが「紋三郎稲荷」という珍しい話で聴かせ、にゃん子金魚がお馴染みのパワフルな漫才、われらが春風亭勢朝が「大師の杵」でさらにわかせて、林家しん平が気合の入った「初天神」で最高潮まで賑わせて、柳家小菊が粋曲で場を締める。まさに寄席ならではのつなぎの芸だ。
主任の三遊亭歌之助が満を持して爆笑噺の連続で末廣亭は揺れに揺れて21時幕となる。
終わって近くの中華料理店で春風亭勢朝師匠の「解説と楽屋噺」。
これが滅法面白くてためになる。これだから寄席ツアーはやめられない
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