深川江戸資料館
「第7回諸芸往来会 読み競べ!講談宝井三兄弟」
「劇」小劇場 グリング「旧歌」
横浜にぎわい座「ケーシー高峰と笑いの仲間」
イエスタデーエキスプレス
 「コラアゲンはいごうまん」ウィークリーライブ
鈴本上席夜の部 「トリ三遊亭白鳥」千秋楽
パルコ劇場「MIDSUMMER CAROL 
  〜ガマ王子VSザリガニ魔人〜」
なかの芸能小劇場「ペコちゃんあれやって!SP」
新宿ロフトプラスワン「バカ打ち上げ会場はこちら」
横浜にぎわい座「新作派による古典の会」
シアターアプル「空飛ぶ雲の上団五郎一座『キネマ作戦』」
「劇」小劇場「グリング」
鈴本演芸場上席(1-10日)夜席トリ出演三遊亭白鳥
鈴本演芸場上席夜の部 主任三遊亭白鳥
下北沢「劇」小劇場
シアターアプル「空飛ぶ雲の上団五郎一座『キネマ作戦』」
新宿明治安田生命ホール 「志の輔らくご 21世紀は21日」
「劇」小劇場 グリング「旧歌」【 じゃんけんみたい 】
花も実もあるパンク親父
国立演芸場「花形演芸会SPECIAL」
  平成15年度花形演芸大賞 受賞者の会
「みうらじゅんin 東京ドーム」 
  郷土LOVEってやつ。20時間ドームにいた。
千代田公会堂「柳家小三治独演会」
テレビ朝日「笑いの金メダルJr.くりぃむ杯」
お江戸日本橋亭「喬太郎跳ねる」其の六 喬太郎新作メドレー
しもきた空間リバティ「絹5」
歌舞伎座「十一代目市川海老蔵襲名披露 
  六月大歌舞伎 夜の部」

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花も実もあるパンク親父

高野ガラス店主人45歳

 川柳川柳師匠の自叙伝、『天下御免の極落語』(彩流社刊)は、
天下御免というか天下無双というか、
これが七十を越えた人だろうかと、
目と耳を疑うパンクな噺家一代記です。
お父さんは石灰工場の発破係りで酒乱。
やっぱりねぇ、夜明けのラッパ吹きは筋金入りだったんです。
二つ目で大ブレーク。
かのマラゲーニヤです。
師匠である円生は、やっぱり面白くないんですね。
古典落語の王道を行く自分の弟子にこんな人がいて、
しかも売れていることが。
だけどここで「良いね」と支持してくれたのが、
かの名人・先代文楽!
噺家は、噺家である前に芸人なんですね。
芸人は世の中の逸脱者、ドロップアウトした人。
アナーキーでパンクな存在であるほど面白いですよね。
「こんな人が会社にいたら、即クビだな」とか
「どうやって暮らしているんだろう?」なんて思わせる芸人の方が、
そりゃ魅力的ですよ。
でも、ハイそうですかと実践出来るもんじゃない。
中途半端ほど見苦しいものはありませんから。
川柳師匠は現在では絶滅に近い破天荒な芸人だけど、
ただのめちゃくちゃ人生じゃないことが、
この本で分かります。
軍国爺にみえるけど徹底したアナキスト。
破門されても円生を慕っている一途な気持ち。
人間観察の鋭さ。
そして受けた恩を忘れない心根。
カッコイイですよ。
でも酒席はちょっと恐いけど・・・

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