6/8 しもきた空間リバティ「絹5」
三谷潤一
同行する予定だった友人から体調が悪いというメール。
電話したら代わりに奥さんがつきあって下さる、とのこと。
ありがたいが、そこまでしてもらっていいのか?一度しか会ったことないのに。
お子さんがいらっしゃるので夜の外出は本当に珍しいそうで、ライブはあんまり経験がない、とのこと。
さて、楽しんで貰えるかな?と少し関係者のような気持ちになりながら。
終わってからのひとことは「面白カッター!」でありました。
めでたし。
本当に全身で楽しまれていた様子が伝わってきました。
擦れ始めている身としては新鮮。
ちょっとうらやましいくらい。
構えが無くて素直に受け止めようとされている様子がうかがえて。
なかなかできることじゃないですよ。
そんなことにも刺激されて改めて思うけれど、このライブは安いです。
前売りで1800円。
映画の当日券と同じ料金で、生の舞台をいくつも至近距離で観られる贅沢さ。
どう見たって、これ採算取れてるとは思えない。
いや、ライブってそういうもんだよ、と言われればそれまでのことですが。
本間しげるさんを観られてよかったです。
あの拍手が鳴り止まない闇の中で照明さんはじっと待っていたんだろうなぁ。
待ってくれた照明さんに拍手。
そういう配慮が空気を高めるってこともあるもんね。
大したことじゃないかもしれないけれども、時間を気にしたり作業を早く終わらせたいと思ったら待てなかったと思うんですよ。
ああいう呼吸がよかった。
四日間で一番出来が悪いと言ってた東京ダイナマイト面白かったですよ。
他の日も行くべきだったか?と思わせる作戦?
ペテカンはそのまま芝居の予告編になってるというのが上手いなぁと思いました。
ああいう男子がつるんで遊んでる世界は楽しいです。
他愛が無くて。
寄席は演者と客とが一緒に空気を作っていく大人の社交場、
と喜多八さんが高座で言ってたけれど、絹もだんだんそんな空間になってきつつありますね。
10月も楽しみです。
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