6/19(土)お江戸日本橋亭
「喬太郎跳ねる」其の六 喬太郎新作メドレー
にしき
新作4席(前座さんに続いて2席、仲入り後、真ん中に喬四郎さんを挟んで2席)
この日は、「婚約者の女性が、自分をイイとこの出だと言い出して、言動が変わっちゃう噺」と
「年金の噺」と
「おじいちゃんと若い女性、59歳年の差カップルの噺」そして、
「遠距離恋愛になるのがいやで彼氏の方が別れ話を切り出したカップルの噺」。
設定と展開の意外さに驚いて笑い、細かいギャグに笑い、
落ちを聴いて「そう来たか」というまわりのお客さんたちの漏らした声とともに笑って、笑い疲れました。
さらに午後9時を過ぎて(午後7時開演)
「超過料金になってしまいました。こうなったらもう同じだ」
と始めた最後の噺はテンション最高潮。
登場人物の男性の「どうしましょう」と思うほどの泣き叫びぶりには、感動すら覚えました。
駄洒落で落ちる噺は、「それを言いたかったのか」と思った瞬間、ストーリーがフラッシュバック。
「ああ、だからああいう設定で、ああいう登場人物で・・・」その強引さにまた思い出し笑い。
その「力技」も「力量」があってこそ。
終わってから常連さんらしき男性が「今日は新しいのが聴けてよかった」。
次から次への新作。
これからも、新しいものを創り続けていく方々の姿、そしてその作品がどう変わっていくのかを見ていたいです。
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