2006/7/22
高崎市 中央群馬脳神経外科病院リハビリテーション室
「病院寄席」ゲスト 近藤志げる にしき
にしき
毎月通常は第四土曜日に行われている「病院寄席」。
この病院の理事長さんが「医者も出来る噺家」、
故・桂文治師匠から生前名前をいただいたという、桂前治さん。
お客さんは患者さんやその御家族、病院の近くの方。
常連さんや、噂を聞きつけて、遠くから足を運んでくる方もいるようです。
入場料は無料。
出演は、前治さんとその仲間のアマチュア(落語)の方々。
そしてほぼ毎回、プロの落語家さんやいろものの方々がゲスト出演しています。
今回のゲストは、あの「アコーデオン漫謡漫談」の近藤志げるさんでした。
数席の落語のあとのトリ。
出囃子に、自分でアコーデオンを奏でながらの登場。
穏やかな語り口と、童謡をはじめとする、やさしく切ない曲の数々に、年配のお客さんの多い会場はすぐに一つになりました。
残念ながら私自身は知らない歌も多かったのですが、知らなくても引き込まれるのは、やはりあのアコーデオンの音色と、近藤さんの口調で語られる物語の力なのでしょう。
お客さんも一緒に声を出して歌い、笑い、そして涙し、会場を出るときにはみなさん、体験した別世界と、懐かしい感覚の余韻を反芻しているようでありました。
患者さんじゃなくても大いにリハビリさせてもらったひと時でした。
top |