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国立劇場小劇場 特別企画公演「念仏と題目」より
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06/6/16.金 国立劇場小劇場 特別企画公演「念仏と題目」より
 『題目 −南無妙法蓮華経−』

Polovetsian

  落語 「鰍沢」桂 歌丸

  池上本門寺のお会式(おえしき)
       日蓮宗大本山  池上本門寺(東京都大田区)
                池上本門寺近在講中
                池上本睦会  

一言で言えば、不思議な会であった。
日本の仏教の中で、よく引き合いに出される「念仏と題目」。
落語の世界でも同じ。
「小言念仏」「宗論」なら念仏が、
「鰍沢」「堀の内」なら題目が舞台だ。

この特別企画公演は、2夜にわたってこの「念仏と題目」が、現在どのようなところで見られるか、という視点で取り上げた企画。
パンフレット以外の解説がないので、知らない人にはまったく何をやっているかはわからなかったかもしれない。
実家が寺だったために、理解できたような企画。

前日の念仏はチケットを押さえたものの、残業で行くことができず。
今日は見逃さないように、と「題目」に向かう。
幕が開くと同時に上手下手から太鼓の音に合わせて「南無妙法蓮華経」の声。
お題目を唱える池上本門寺の僧を両脇に、中央に歌丸師匠。
一瞬にして会場に独特の緊張感が走る。

歌丸師匠の「鰍沢」、さすがである。
円朝作の噺(しかも三題噺)としては、秀逸の出来だろうと思う。
雪の降る鰍沢(現在の山梨県南巨摩郡鰍沢町)の風景が身にしみてわかる。
そしてやっとの思いでの命拾い。
笑いを取る、というよりも引き締まる噺である。夏だからこそ、という気もする。

噺が終わり、歌丸師匠の礼と同時に舞台が回転!
今度は、近在講の方々の読経。客席からも読経する声が聞こえる。
「鰍沢」の後だと、そのインパクトが余計に強いのだろう。
そして団扇太鼓と共に「南無妙法蓮華経」の大合唱。
題目は音楽的な拍数で言えば6拍になるので、歩きながら唱えられるし、よく落語などでも「陽気な宗旨」などと呼ばれる。
それが世間に広がった大きな要因、などとも。

その後、池上本門寺のお会式の所作。
普段は10月13日がお会式だから、この時期に見られることはまず無い。

そして、民間への信仰の広がりを示すかのように、池上本睦会(近隣の町会)の纏の踊り。
これがお会式の前夜は本門寺周辺で一晩中行われているという。それも驚きだ。

締めて休憩なしでおよそ80分。
なるほどこういう舞台もあるのか、という感じで見ることができた。
この秋には、足を運んでみようかと思う。

 

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