06/7/20.木 札幌かでる27ホール
「春風亭昇太独演会#3」
牛若丸
札幌での3回目の独演会。
入場してあっと思いました。
いつも札幌で落語が行われるときと全く違うBGM。
お囃子が流れていない。
これは東京での昇太師の独演会の空気が味わえる。
そんな期待でいっぱいになりました。
場内も満員です。
昨年の独演会は、まだ「タイガー」「笑点」「オールナイト」前でした。
今年は満員。お客さんも女性、若い人が多い。まさに「タイガー」後という空気が一杯です。
幕が上がると同時に、マイクを持って昇太師登場。
やっぱり東京ではこうやるんだろうなあ、とやけに感激してしまいました。
初めのうちは、なんとなく場内が、昇太師初体験、落語初体験という空気が漂っていたのですが、あっという間に昇太さんの世界に飲み込まれてゆきます。
1 「権助魚」
2 「マサコ」
3 「愛宕山」
1席目の後は、例の「生着替え」(着替えも立派な芸になってました。
着替えを見たのは20年前の高田先生の伝説の紀伊国屋ホール独演会以来)そして、SWAユニホーム北海道初見参(たぶん)、そしてなんと「マサコ」3席目ではこちらも思わず動きたくなる「愛宕山」までみっちり2時間半。
昇太師をおなか一杯楽しませてもらいました。
一席終わるごとに、その演目に対する思いを話してくれます。こういう趣向もわれわれ北海道の人間にしてみれば楽しい隠し味、と思われます。
今一番忙しい落語家さんなのでしょうが、そんな疲れをみじんも見せず、逆にこちらが元気になってしまう会でした。
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