05/08/11 笹塚ファクトリー 「入船亭扇辰・林家彦いち二人会」
ミツル
林家彦いち 「青菜」
入船亭扇辰 「五人廻し」
<仲入り>
入船亭扇辰 「麻のれん」
林家彦いち 「女柔道家の恋」
「方向性 違う二人の 奥深さ」ミツル
仕事、ホントは早く終わるはずだったのに終わらず、20分の遅刻。お二人のトークは聴けずじまい。(誰か教えて・・・)ちょうど席に着いたら彦いちさんの出囃子が鳴っていました。お客さんは40数名かな。
まずは彦いちさん。横浜にぎわい座での木久蔵一門会の唄って踊って楽しい会の話からお二人で決めた「夏の噺」ということで「青菜」。
「鞍馬から・・・」という決め言葉を職人だから体で覚えようっていうのが、なんだか彦いちさんらしい。
(でも変なポーズだ。)
植木屋が家に帰った時におかみさんが鼻血を出していた(これまた変だ)っていうのが、押入れから出てきた時の伏線になっていたとは・・・。(彦いち、スゴイ。)
続いて扇辰さん。「暑くて仕事どころじゃないから、早目に切り上げビール飲みにいきましょうよ。」という気の抜けた力のない声のマクラから「五人廻し」へ。(噺に入ると声のトーンが全然違うよ。オイ。)
色々と昔の名人のCDで「五人廻し」を聴いたことがありましたが、「五人廻し」ってこんな噺だったんだって思いました。五人の客のキャラクターの色分けがスゴイねぇ。絶対花魁がいきたくない客ばかり。
仲入り後、扇辰さんの「麻のれん」。わたしは、初めて聴く噺。盲人が酒を飲む仕草が素晴らしい。もうここまでいくと一人芝居のよう。扇辰さん、あなどるべからず。
最後に彦いちさんが出てきた時は、9時10分前。それなのに20分近く爆笑マクラを続ける続ける。(もう漫談だけかと思いましたよ。)格闘技関係の人の話からNHKでバット折りをした話、そしておそるべし中国拳法の話。(メチャメチャ笑った。)
「女柔道家の恋」は、またしても高座の座布団と戦い、巴投げ!(パチパチパチ。決まった!)
もうこれでもかというカンジで大満足。
終演は9時42分でした。
このお二人プラス喬太郎さんの同期三人組の「心技体7」は、8月21日でなかの芸能小劇場ですよ。(わたしは東京にいないので、行けません。シクシク。)
それから扇辰さんは、11月18日「有楽町噺小屋 霜月の独り看板」決まりましたよ。是非是非。
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