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くろべえ
15時開演
ギリギリセーフで開演に間に合った。 いつものように舞台下手に置かれた椅子に歓迎の意を書いたキャンバスが立てかけてある。
「コント」だるま食堂 本妻と愛人が待ち合わせてやって来たカフェで、離れて座った二人の間をウェイトレスさんが行ったり来たりさせられるはめになって…。 ウェイトレスさんが二人の伝言役をするんだけど、最初はいやいやながらも丁寧に伝えてたのが、だんだんやけっぱちになって言ってないことまで伝言するようになって終いには(笑) しょぼけた本妻とタカビーな愛人とやけくそのウェイトレスのからみがケッサク!
「しみじみソング」モロ師岡 わーい、モロさん! 白いチューリップハットみたいのかぶってギター抱えて。 映画の撮影があるから4月後半から5月いっぱい空けといて!と言われてたのになくなったとかで急遽ご出演。 秋公開予定の「悪人」というつまぶきふかえり主演の映画に出てるそうで、ロケ地の長崎の島に行ったときのことなどしゃべりながら。 歌は去年11月にお客が3人しかいなかったライブのことを歌った「伝説のライブ」、 「恋人よ」のメロディにのせて賭け事にはまって借金取りに追われるOLの悲哀を歌った歌、 芸人のつらさを歌った「芸人ブルース」。 どれも爆笑な歌(笑)。 モロさんは俳優もするけど、やっぱり芸人さんだなあと思う。
「ひとりコント」オオタスセリ 久しぶりに超田舎な実家に帰省した東京暮らしの年増女。 誰もいないのでビールを飲んでると畑から戻ってきた母親に昼間からビールなんか飲んでと言われて、東京じゃみんな昼間からビール飲んでるのよ!(笑) とにかく心配しまくる母親。 娘はビールのつまみを探すもどれもこれも賞味期限切れ。 スセリさんのコントには女の本音と毒気がさりげなく詰まってて共感しながら笑える。 オチは…分かるね(笑)
「ドローイング・シアター」キン・シオタニ この人の芸は本当にいつもハッとさせられる。 小さなテーブルにスケッチブックを置いて絵や字を描きながらそれがカメラを通して舞台のスクリーンに映される。 まず「まってね」と書かれる。 はい、待ちます。 「WELCOM TO 渦24」と書かれて、ここに新たに線が加えられて街になったり人になったり! 魔法のようだといつも思う。 今回は紙芝居みたく、描きながらどんどん物語が進んでいく。 世界にひとりぽっちのひとが月の向こう側に行きたいと思って鉄道になって月へ行くと…。 このリリックさがたまらない。 心洗われる芸だ。
「奇術」伊藤夢葉 最近、寄席の番組なんかでも名前を目にする。 オーソドックスな、輪っかやハンカチやトランプの奇術でネタばればれだったりするんだけど、話術が面白いのと決めるところはきちんと決めて見せてさすがプロ! 面白かったー!
「新・あたま山」三遊亭白鳥 「渦」で白鳥さん! 初登場らしくていろんな芸人さんがいるねえと感心しきり。 さっそくシオタニくんの芸をパクろうかな、と(笑) 久しぶりに聞く噺かな? 飲んだり食べたりで酷使されてる肝臓一門と欲望の命令を出す脳みそ一家が体を飛び出して頭の上で対決! やっぱり面白いねえ白鳥さんは☆
最後はみんな揃って今後の予定を。 モロさんは5月に上野広小路亭と武蔵小山のライブカフェ・アゲインでいつもの一人寄席。 広小路亭はちょっとまだ分からないけどアゲインは絶対行くぞ!
面白かった〜!
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