しもきた空間リバティ「渦28 鉄渦」/お手紙 ユウキ
しもきた空間リバティ「渦28 鉄渦6」こみち
なかのZERO小ホール
「松元ヒロひとり語り90分 2011年ふり返り総集編」

ぼん汁
しもきた空間リバティ「渦28 音コン渦」
あきゅらいず美養品 お客様窓口 松倉みすず
しもきた空間リバティ「渦28 音コン渦」おおとめ月夜
しもきた空間リバティ「渦28 鉄渦6」高野ガラス店主人

しもきた空間リバティ「渦28 鉄渦6」じむ福

北沢タウンホール「円丈白鳥の親子会+(プラス)」
濱口亭もっちゃん
北沢タウンホール「円丈白鳥の親子会+(プラス)」
きょんふう
北沢タウンホール「円丈白鳥の親子会+(プラス)」
御原 由美子
北沢タウンホール「円丈白鳥の親子会+(プラス)」
まいたけっこ
浅草木馬亭「イエス玉川独演会」
じむ福
名古屋大須演芸場「東西爆笑王大会 左談次 ブラック二人会」
岡町高弥
北沢タウンホール「円丈の哀愁、鯉昇のトボケ」カネコ
北沢タウンホール「円丈の哀愁、鯉昇のトボケ」ぼん汁
成城ホール「志の輔らくごあっぱれPLUS」あんもにゃいと

成城ホール「志の輔らくごあっぱれPLUS」春菊

成城ホール「志の輔らくごあっぱれPLUS」しょう
牛込区民箪笥ホール「やみ鍋の会スペシャル」岡町高弥
.北沢タウンホール「残暑、Wホワイト落語会」
撮影:舞台から桃月庵白酒
しもきた空間リバティ「渦27鉄渦5」
ユウキ(感想お手紙ブルーの便箋3枚より)
「梅雨、Wホワイト落語会」しょう
旧安田楠雄邸「演芸夜会vol.3“幽玄抄”」くろべえ
両国シアターX「コメディオンザボード
「真夏の夜の哀しみ・2011」
岡町高弥

バックナンバー




 

●2011/7/1金  両国シアターX「コメディオンザボード
「真夏の夜の哀しみ・2011」
岡町高弥

久しぶりにマルセ太郎の芝居が見たくなって、7月1日、
コメディオンザボード「真夏の夜の哀しみ・2011」作・マルセ太郎、
脚色・C・O・B工房、演出・永井寛孝に足を運ぶ。
場所はお馴染の両国シアターX。
舞台はお通夜、葬儀場である。
軽演劇の老芸人が亡くなって昔の芸人仲間が集まってきた。
評論家に内海桂子好江を彷彿とさせる音曲漫才師、講釈師に夫婦漫才師、
元コメディアンに酔っ払いの元漫才師。
そう、これはマルセ太郎による「芸人賛歌」である。
もっといえば、藝人論といってもよい。
日本はショービジネスが根付かなかった。
元コメディアン(おそらくマルセ太郎)は語る。
「ホステスが入ったキャバレーでは酒が主役で芸人は二の次、見る目を養わない」
「芸を持った芸人が何人つぶれたことか」と嘆く。
講釈師は「寄席もないのに権威にこだわる世界のバカバカしさ」を訴える。
音曲漫才師は「テレビタレント優先の寄席の香盤」に愛想を尽かす。
ならば、自分たちで協会を立ち上げようと威勢よく盛り上がったまではよかったが、
結局は芸人のエゴが出て仲間割れ、淋しいお通夜の幕は閉じる。
カーテンコールで売れない芸人たちが一堂に会して「新劇団結成」を掲げて「青い背広で」を歌いあげる。
儚い芸人たちの夢が実現したようで心が温まる。
マルセ太郎ならではの理詰めのセリフをきっちり消化した役者陣と永井寛孝の
メリハリの効いた演出が、絶妙に重なり合って見事なマルセ芝居に仕上がっていた。
今後もぜひ、マルセ芝居を続けて行ってほしい。

Copyright (C) 2003 marishiro

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

inserted by FC2 system