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くろべえ
19:00開演 いつもは日本橋亭なのに今年は手配し忘れて両国亭になったのでチラシやかわら版や告知案内が日本橋亭のままになっているのもあってまずはそのお詫びから(笑) しかもチラシによってはネタ出しが「『初天神』『芝浜』他」とあるのと「他」がないのがあって、どないすればええね ん、と「ちりとてちん」を。 お得気分。
「ちりとてちん」たま 面白いと聞いてたたまさんの「ちりとてちん」やっと聞けた。 ハク真の演技に、ひゃー、と思わず身をよけました。 だって前から2列目真ん中、たまさんの目の前だったから。 ラストはかなりえぐい。 でもさすが評判通りに大笑い。
「予告編」羽光 「時そば」とか「まんじゅう怖い」とか落語の予告編から、落語が映画になったら、落語がハリウッド映画になったら、といろんな予告編を次から次と。 清水宏さんも映画予告編のネタを持ってて面白いけど、落語の予告編という発想が落語っぽいバカバカしさで面白かった。 また見たい。
「初天神」たま 東京では金坊だけど、上方はトラちゃん。 いままでいろんな初天神を聞いてきたけど、一番生意気なトラちゃんだった。 連れて行ってくれとせがむのに、向かいのおじさんに「自分を無理やり寝かしつけたあと両親が夜…」と言いつけに行くちょっと艶っぽいくだりは東京では聞いたことがなく上方版らしい。 おじさんのスケベな表情が一見の価値あり。 凧揚げまできっちり。
<仲入り>
「粗忽長屋」兼好 間抜けコンビにヘンな野次馬が加わって話がよけいややこしく(笑) テンポよく笑いもしっかり取りながらコンパクトに切り上げた感じの兼好さん。 仲入り含めて気分転換になりました。 兼好さん、計算したかな(笑)
「芝浜」たま こんな泣くような人情噺のどこがええねん、落語で笑かしよらんでどないすんねん! と爆笑させながら、たまさんの芝浜はとてもいい。 亭主は頑固でおっちょこちょいだけどえばってなくておかみさん想い。 この亭主のひとの良さにおかみさんの人間性がより引き立つ。 いい夫婦だなぁ〜と思う。 東京の芝浜とはふた味もみ味も違う芝浜に、気がついたら涙がでていた。 うわ、怒られそう(汗) でもわたしはたまさんの芝浜がやっぱり一番好きだ。
終わって時間10時前。 たまさん熱演の巻。
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