●09/6/19.木 カスケードホール「ダメじゃん小出負け犬の遠吠えVOL.20」
岡町高弥
記念すべき20回目の公演だ。
半蔵門から迷いながらカスケードホールにたどり着く。
超満員とは言いがたいが、客席には山本光洋をはじめとする濃厚なダメじゃん小出応援団の顔ぶれが目についた。
GM破綻や定額給付金、ETC1,000円ブームや「ぶれ続けることだけは一貫してぶれていない」麻生総理ネタなど相変わらず時事ネタは尽きない。
そんななかで、ダメじゃん小出が実は実家に住んでいて親の小出製作所のために住宅ローンは借りられるかと3軒の銀行をまわって、3軒目の銀行で熱烈な勧誘というか鈴木宗男のような銀行マンがどんどん話を進めていくドキュメントが傑作だった。
これは笑えた。
また、師匠であるジョン・フォックスとの出会いと大道芸人ダメじゃん小出にいたるまでの思い出話がさながらよくできた短編小説のようで、ほろりときた。
その後の久しぶりに見たジャグリングも見事だった。
ダメじゃん小出にはドキュメントを語る才がある。
虚実を語るリアリティがある。
まだまだ、新たな展開が期待できるスリリングな会であった。
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