しもきた空間リバティ「絹8」
しもきた空間リバティ「絹8」
横浜にぎわい座 吉川潮著「流行歌・西條八十物語」出版記念、小沢昭一「西條八十」を歌う
六本木morph だるま食堂の「愛と笑いの日々」
東京芸術劇場小ホール
「鯉昇一門会〜鯉昇が瀧川になった記念〜」
お江戸日本橋亭「柳家三三と古今亭菊朗 vol.2」
東京キネマ倶楽部「カバレットキネマ倶楽部」
なかの芸能小劇場「心技体6」
新宿紀伊國屋ホール こまつ座「円生と志ん生」
なかの芸能小劇場「第四回落語教育委員会」
よみうりホール「第11回東西落語研鑽会」
●なかの芸能劇場「第4回落語教育委員会」
お江戸日本橋亭「新春こども寄席」
深川江戸資料館「漫性ろくまく宴」
横浜にぎわい座 「志の輔noにぎわい」
お江戸上野広小路亭「第39回 立川談笑 月例独演会」
「第11回 東西落語研鑽会」
新宿末廣亭 二之席 夜の部
「絹」礼賛 
第11回東西落語研鑽会
王子北とぴあさくらホール「立川談志独演会」
練馬文化センター小ホール「ミックス寄席百回記念」
渋谷シアターD 「なりあがり2005」
新宿明治安田生命ホール「志の輔らくご21世紀は21日」
新宿シアターブラッツ「バカリズムSPベスト」

バックナンバー


 
05/01/21 新宿明治安田生命ホール「志の輔らくご21世紀は21日」

木村万里

今年初めてのこの会のロビーでは、ピアノ沢村繁さんとハープ八木のぶおさんの生演奏。
チラシを折り込みながら、リハーサルを聴いてると、Harpコーリングユーの音色が切なく迫る。
1時間続けてこの演奏が聴けるなんて、なんて贅沢。
演奏にあわせてスイングするお客さんのスカートが右に左に揺れていたのが印象的でした。
高座は、前座めんそーれ「たらちね」。頭が中途半端な坊主刈りだった。
志の輔さん登場。
他の芸能と比べて、
「なんにもないから、なんでもある落語」と落語の豊かさを説明。
ニセ札問題に触れ、顔の見えない犯罪、責任感のない犯罪へのいらだちを募らせる。
やられたな、そうくるか、とこちらを唸らせるようなさわやかな犯罪はないものか、と
「壺算」へ。
7日、銀座ブロッサム「八五郎出世」(妾馬)を袖で聴いた師匠談志から「よくできてる」とお褒めの言葉をいただいたこともあったのでしょうか、
大胆に新たなギャグや入れ込みやらが楽しい「壺算」。
かなり志の輔流にアレンジされた作品に仕上がっていました。
お金とカメを足したことがないという店主は何度聞いても面白い。
(私も店主同様、未だにカメとお金を足せません)
しかも、今回は3円と3円を足して6円になるはずが、いっとき混乱の極みに9円にまでなっちゃってました。
かけ算しちゃったのね。
ヒロさん、今日のニュースで、政治家が出てくるとやおら勢いづきます。
いつものとおり、大爆笑。
2席目は、旧暦はよくできてるというマクラから、「藪入り」へ。
久方ぶりに息子が帰ってくるそわそわお父さんにめいっぱい力が注がれていました。
詳しくは、千両会HPにほどなくUPされることと思われます。
http://home.att.ne.jp/apple/senryoukai/
この日から、高座は畳敷きになりました。
志の輔さんの膝に少しでも負担がかからないようにと、毎回バックのスライドも作ってる高久(タカク)さんの気配りです。
もう一つ今回から変わったのは、出囃子が生演奏になったこと。
邦楽「伝の会」の松永鉄九郎さんの三味線という豪華版。
歌舞伎の地方(ジカタ)で御簾内は慣れっこの鉄九郎さんも、今日は緊張したあ〜、と。
かなりの落語好きな方。
しゃべりのテンポのよさは半端じゃありません。
みなでしゃべっていても合いの手の入れ方のうまいこと。
しゃべりが音楽に聞こえるのでしょうね。
リズム感覚の素晴らしさ、芸事に秀でてる方の特徴ですね。
最後は、志の輔さん、ヒロさん、鉄九郎さんの3人が畳高座にあがって「ヨーオ!」と客席と一体になって三本締めで終わりました。
新発売になったばかりの大増補改訂版「おあとがよろしいようで」橘蓮二写真集購入者には
ロビーにてサイン会も催され、2005年初落語会は華やかに終了いたしました。

top

Copyright (C) 2003 marishiro

 

inserted by FC2 system