●2013/3/26.火 劇亭/西浅草「Casino Folies vol.8
〜芸よ身を助けろ〜/バロンソロ劇場/歌うコメディー」
ひらりん
バロンと世界一周楽団や数人のユニットをちょこちょこみて、醸し出す空気が気になった歌うボードビリアン、バロンさんのライブへ。
こじんまりしたいい感じの劇場に少数精鋭の年齢幅広い観客が集う。
今日は全部一人でと、受付もご本人。
酔っ払いが帰宅する場面の一人芝居からはじまり、
ここで、本を酔って読みながらの態で、ボードビルの解説を朗読。
マイムやタップ、歌などの要素を組み入れた1920年代のアメリカで流行した出し物の形式。日本ではエノケンなど。ふむふむ。
(既に解説の大半を忘却しております)
ここから、帽子にジャケット姿でウクレレを手に、歌のはじまり。
タップもあり、マイムもあり、曲の合間にトークもあり。
幼い頃の飼い犬のことや楽器の作り方の説明、高円寺の路上で絡む酔っ払いのおじさんのこと、どんな話でも、ふっとみせる照れたような笑顔と声で、いい話聞けたな、と思ってしまう。
バロンさんの身体からランプのような淡い光が出てふわっと暖かい空気に包まれているような。
落語でいうなら「あったか落語、ぬくぬく」系。
途中で持ちかえたチャンチキドラムは、木の枠に湯たんぽや合羽橋出身の計量カップ、ラッパなどつけたお手製楽器で、音も音を鳴らす風情も絶妙で、さすがバロンさんの楽器というか、身に着けているので、身体の一部という感じなのだった。
色んな要素でできている楽器。
来る「渦31」の「ほぼオッサン渦」では、選りすぐりのオッサンに混じって「ほぼ」を担当。渦初出演の非オッサンの舞台が楽しみだ。
*その前に、4月23日火曜日 吉祥寺スターパインズカフェも。
[CASINO FALIES〜カジノフォーリー vol.9] 出演:バロン+ヤノミ(小心ズ)
開場:19:00 開演:20:00 前売¥2600 当日¥3000 (drink別)
http://www.mandala.gr.jp/spc/ticket/yoyaku.html
|