春風亭昇太真打ち昇進記念パンフ 一人の噺=落語ファンになるために 第十一回東西落語研鑽会当日パンフ 第14回読売GINZA落語会当日パンフ 談春の高座は、いわば賭場だ。 旬を読む。「楽語・すばる寄席」 かってに志の輔コレクション カジノ・フォーリー創刊2号 カジノ・フォーリー珍奇4号 復活2号「カジノ●フォーリー」 立川談志インタビュー 追悼立川談志という表現
05/01/28 第14回読売GINZA落語会 当日パンフレット原稿 いま、はっきり言って落語界は賑々しい。 歴史的に言うなら、たいがいの落語通が口にする「志ん生・文楽の時代」より華やかだと思う。 いまほど、さまざまなライフスタイルが落語家に許されている時代はなかったのではないか。基準がたくさんあるということはその世界にさらなる可能性がある証拠。 たとえば、本日のトリを務める志の輔の場合。NHK看板番組「ためしてガッテン!」司会者の顔が有名なだけに、実は人生の大半が落語に費されていることを人は信じない。 下北沢の小さな小屋で毎週水曜日夜10時から1年間続けられたトークライブ、緻密に練り込んだ自作ビデオの中の自分と相対した数々の舞台、10や20じゃきかない自作ひとりコント、逆さ言葉と逆さ動作を丸覚えして挑んだ逆回転生落語、清水義範・安部公房・東野圭吾作品を落語化するかと思えば、講談や浪曲からも題材をとり落語に作り変え、あるいは50人の女性合唱団を新作落語に組み入れ、あるいはサゲの後に鹿の剥製が表れ雪が降る、などとにかく落語についてやれることはなんでもやってきた「落語浸り」の結果が本日の高座につながっている。 もはや新作だ古典だなど言ってる場合ではない。聞きたい人の数だけ、聞きたい物語が、高座があればいい。 極上のいろんな味に舌鼓を打てる今日のお客様は幸せです。 まことにもって、おめでとうございます。