●2011/4/25.月 国立演芸場「三遊亭円丈・白鳥親子会 円丈の骨、白鳥の肉。よたび」
くろべえ
18時半開演
「トーク」円丈・白鳥
円丈師匠がリーダーでやっている落語協会の義援金集め興行の話や新しいお弟子さんの話など。
「公園ラブストーリー」白鳥(円丈作:「一ツ家公園ラブストーリー」)
ナンパが趣味のおじいちゃん。
今日も朝早くから公園で美人のおばあちゃんを見つけて口説くが…
白鳥さんらしいギャグが可笑しかったけど、
年齢的に白鳥さん向きじゃなかった?(笑)
「バー・タクラマカン」円丈(白鳥作:「砂漠のバー止まり木」)
こないだの無限落語でネタ下しした噺。
この日のためだったのか。
白鳥さんの噺で一番好きだという師匠。
バーテンダーの所作が細かいところまで様になっていてさすが。
砂漠のど真ん中にいるような気分になった無限落語の方が面白かったけど、
噺自体は円丈師匠に合ってると思うのでまた聞きたい。
前半はいつものとおりネタの交換。
両作品ともオリジナルで聞いてみたい。
<仲入り>
「真夜中の襲名 〜上野にパンダがやって来た〜」白鳥
上野動物園のふれあい広場で芸を磨く地味な動物たち。
そんなところへ人気者のパンダがやって来た!
動物たちのやり取りが可愛らしくて好きな噺。
「藪椿の陰で」円丈
気持ちにすきま風のふくある一家の再生の物語。
その再生の思いがけないきっかけとは。
涙がポロポロ出た。
円丈師匠の噺にはひとの心の奥底に響くものがある。
だから、バー・タクラマカンも合うのだと思う。
円丈師匠も白鳥さんも、表現方法や方向性は違うけど、
ひとの持つエゴや欲望や悲しみや優しさを面白い物語にして聞かせてくれる。
だからわたしはこの師弟が好きだ。
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