●2011/1/27.木 北沢タウンホール
「三遊亭円丈 瀧川鯉昇 ふたり会〜円丈の哀愁、鯉昇のトボケ〜」
くろべえ
19時開演
まずは二人で舞台に出てきてご挨拶。
話はとりとめもなく、円丈師匠は好き放題話し、鯉昇師匠はほんわかと受け止める。
はら生さんが破門されたそうでビックリ。
「悲しみは埼玉に向けて」円丈
いかに繁華になろうとも「東京」にはなれない北千住という街への愛情を感じる名作。
サブタイトルの「哀愁」を感じながらも、愛情が温かい笑いを引き起こす。
好きな噺。
「千早振る」鯉昇
高座に上がってお辞儀をしてからしばらく間があく。
この間ですっかり鯉昇師匠の世界になってる。
もうほんとに「トボケ」るのもいい加減にしてもらいたい。
なんと竜田川が…(笑)
<仲入り>
「長屋の花見」鯉昇
お正月を2ヶ月くらい遅らせてほしいなんてマクラから。
それにしても気が早いなあ(笑)
語り口が心地よくて少々眠くなってしまいました。
「インドの落日」円丈
昭和の香りを残した1980年の作品。
三題噺で作ったとはとても思えない。
男手ひとつで3人の幼い子どもを育てるお父さん。
貧しいながらも幸せな家族だったが…。
子どもたちに向けるお父さんの笑顔がたまらなく優しい。
涙がこぼれた。
哀愁とトボケ。
思いがけない組み合わせで濃い時間を過ごせた。
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