池袋新文芸坐 志らくのピンPart3 シネマ落語編「オーメン」
東梅田教会「まるまる出丸の会」
北海道倶知安高等学校体育館「喬太郎師匠学校寄席」
東京芸術劇場小ホール 演劇集団STAMP Vol1.「油単」
国立劇場小劇場 「第447回 落語研究会」
池袋演芸場 9月下席昼の部
銀座博品館劇場 立川談春「秋のうだうだ」
しもきた空間リバティ「絹10」
名古屋・得三(とくぞう)TOKUZO ポカスカジャン 
「はい、どうも Japan Tour 2005」
本多劇場 春風亭昇太独演会「昇太ムードデラックス」一日目
板宿栄光教会「露の五郎の会」
  〜祝・露の五郎兵衛 襲名記念報告〜
有楽町ニッポン放送イマジン・スタジオ
 柳家喜多八「有楽町 噺小屋 長月の独り看板」
新宿・紀伊國屋サザンシアター
「我らの高田“笑”学校〜しょの25」
内幸町ホール 立川志らく「志らくのピン Part3古典落語篇」
R'sアートコート 「松元ヒロ ソロライブ10」
よみうりホール「第14回東西落語研鑽会」
労音東部センター 
「楠美津香のひとりシェイクスピア・Lonely Shakespeare Drama vol.14・超訳 お気に召すまま」(ソワレ)
アクトシティ浜松大ホール「九代林家正蔵襲名披露 特選落語会
新宿ゴールデン街劇場「春風亭勢朝の楽屋噺ナイト」
霞ヶ関イイノホール 「にっかん飛切落語会納涼すぺしゃる」
新宿明治安田生命ホール 
春風亭昇太・神田山陽「こころの旅〜イタリアへ〜」
倉庫の二階「晴乃ピーチク大漫談会・戦争と私」
内幸町ホール「第八回 三三時代 柳家三三+春風亭昇太」
高円寺会館「高円寺獅篭の会」
お江戸日本橋亭 第25回 神田伯龍独演会 
〜 次郎長外伝 荒神山 〜
新宿明治安田生命ホール
SWAクリエイティブツアーvol.4(夜の部)
新宿明治安田生命ホール 
「SWAクリエイティブツアー4 昼の部」
お江戸日本橋亭「さえずり会(最終回・夜の部)」
上野鈴本演芸場 8月中席夜の部「第16回 鈴本夏まつり」
文鳥舎「紫文のみたかdeきいたか」
笹塚ファクトリー 「入船亭扇辰・林家彦いち二人会」
笹塚ファクトリー 柳家三太楼・柳家喬太郎二人会
笹塚ファクトリー 「柳家三太楼・柳家喬太郎二人会」

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05/08/07 高円寺会館「高円寺獅篭の会」

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柳家喬太郎さん目当てで出かけた「落語ジャンクション」。
その日初めて拝見した方の中で印象に残ったのが、新作落語をかけた立川志加吾という噺家さん。
それはストーリーが面白かったからでも、噺がうまかったからでもなく(ごめんなさい)、偏にその人が漫画家であるという事実によるものでした。
「落語も話せる漫画家さんなのね、でも、比重はあくまで漫画にあるのでしょう」
という印象。
それからしばらくの間、お名前を拝見しないなあと思っていましたら、いつの間にやら名古屋の雷門小福師匠に弟子入りされ、雷門獅篭さんになっていらっしゃいました。
(そのあたりの簡単な事情はご本人サイトのプロフィールに出ています。)
http://thundergate.jp/chicago/index.htm
「現在は名古屋の大須演芸場を本拠地に活躍中。落語の腕もあがった」
と人から聞き、
「ならば名古屋に行ったついでに」
と、今年の4月、大須演芸場にて高座を拝見。
お客は私を含め4人でしたが、それを気にかける様子もなく(毎日そんな状態ですから)、しっかり噺を聞かせてくださいました。
確かに以前よりずっと落ち着いて、りっぱな噺家さんになっていらっしゃいました。成長の跡アリアリ。(偉そうですみません。)
こうなると独演会も見てみたいと思うのが人情で、定期的に開かれている東京の会に初めて出かけてみました。
2時少し前に会場に着いたら、受付の人に、
「本人は2時開場、2時半開演のつもりでいたのですが、ホームページには、ただ、2時としか書いてありませんでした。2時開演と思っていらっしゃる方も多いと思いますので、2時から2時半まではトークショーをすることになりました。また、本人のパソコンが壊れてしまったため、予約メールをいただいた方のお名前がわからなくなりました。予約のあるなしは自己申告制でお願いします」
と説明を受ける。
随分、ゆるやかな会なのねえ。でも、お客さんは正直に予約の有無を伝えていたようです。
お客は総勢16人。それでも大須演芸場に比べたら多いほうです。(私が行った日の4倍もいます。)
最初のトークショーは、楽屋に遊びにいらしたジャックポットhttp://www.geocities.jp/igakabu26/
の東さんと快楽亭ブラック一門の噂話や、大須演芸場の席亭さんの話など。
この席亭さんはかつてはS川K便と張り合うほどの大企業の社長さん、桁外れの大金持ち。大阪のさる噺家さんのお旦になり、湯水のごとくお金を使っていたのだとか。
「ああいう人たちは、好きな芸人さんにお金を使うことが嬉しいらしいよ」
だそうです。
が、栄枯盛衰、諸行無常でありまして、桁外れの借金を背負い、今は大須演芸場の一室で暮らす身なのだとか。
布団の周りに落語のカセットをぐるりと積み上げて寝起きしている、
「朝まで生テレビ」が大好きで、録画したものを繰り返し見るだけでなく、音声をカセットテープにおとし、一晩中聞いている、といった、「変わり者」だそうです。
トークショーの後は、お二人で漫才(らしきもの)をちょこっと。
その後、落語三席。
一席目は「天災」
前座噺をされたのは、ご自身で前座さんの代わりを務められたということでしょうか。
特にアレンジを加えることもなく、サラリとなさっていました。
仲入り後、二席目が「たがや」、三席目が「死神」。
(この順番は逆だったかもしれません。)
「たがや」は描写に「スターウォーズ」的味付けあり。この辺が獅篭さんらしいところでしょうか。
「死神」は、主人公の男は医者ならぬ石屋になります。
「死神が、お前は医者になれ、と言うのがどうも納得いかなかったので」
墓石を売る石屋に換えられたそうです。
この噺は噺家さんによって下げもいろいろですし、工夫しがいのある噺なのでしょうね。
落語の後は抽選会。
5人に獅篭さん直筆絵&サイン入り色紙が当たります。
くじ運がほとんどないので、まったく期待していなかったのですが、最後に自分の抽選番号が呼ばれビックリ。
ありがたく(たぶん)レア物の色紙をいただきました。
(これでむこう三年間くらいのくじ運を使い果たしただろうなあ。)
その他に落語会のお知らせなどがありました。
特に強調していらしたのが、8月19日から20日にかけてNHKBSで放送されるガンダム特集に紙切りの大東両先生の作品が紹介されるということ。
http://www.nhk.or.jp/manga/main.html
この方の作品はまさに神業です。
http://thundergate.jp/chicago/daitouryou/kamikiri/images/index.htm
獅篭さん、ご自分が出演される会よりも熱を入れて紹介していらっしゃいました。
次回の高円寺獅篭の会は10月29日。
関東の噺家さんだけでなく、幅広くいろんな噺家さんを聴いてみたいとお思いの方、どうごお出かけになってみてください。

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