2007/12/31〜2008/1/1 大阪通天閣地下歌謡劇場
「2007〜2008通天閣年越しオールナイト落語家ライヴ!」
☆大晦日20:00〜元旦2:30
ひらりん
大晦日に、ディープ大阪新世界へ。
深夜は危ないと脅され、普通は歩くところを近い駅まで地下鉄で向う。
通天閣地下直通の入口は出口すぐ。
桂あやめさん中心に始まった年越し恒例落語会は、過去は茶臼山舞台の窒息気味空間、前回は繁昌亭で開催。
今年は中間サイズのここで。
綺麗だけどアングラな感じもあり、いい感じ。
新年の演歌イベントの看板が並んで、イベント用空間な造り。
プログラムをみつつ、印象に残ったものを思い出してみると・・・
【新世界・天王寺ご当地ネタ特集】
桂あやめ 「串かつワン!」
林家市楼 「青空散髪」
おしどりマコ アコーディオン漫談
月亭遊方 ご当地漫談
桂雀三郎 「神だのみ・青春編」
あやめさん 挨拶と、食品の産地偽装を元にした、とある有名店フィクション。短くつかんで、さすが。
おしどりマコは、歌手マコリーヌとして、アコーディオン弾きつつアングラシャンソンを。
♪酒で目の前が暗くなる、坂田さんきち〜♪歌もうまい!
コーナーごとに休憩を挟んで
【亥から子へ、干支ネタ特集】
旭堂南湖 「池田の学会」
林家染雀 「豊竹屋」
おしどりケン 針金パフォーマンス
桂福矢 「打飼盗人」
笑福亭生喬 「ねずみ」
南湖が亥年にちなんで「池田の猪買い」改め「池田の学会」。
前回の「はてなの原発」につづいて他言無用系。
ねずみ男に扮したおしどりケンは、針金細工を作るスピードがすごい。
妖怪からミッキーへ。
【2007 笑い納め極め付け落語】
桂三風 「寿限無」
笑福亭たま 裏みやこ噺
桂福楽 ベース漫談
林家小染 「試し酒」
笑福亭福笑 「ないもん買い」
パジャマ姿にタオルを頭に巻いた桂福楽、精神病院から無理やり外出中ですねん、と、病院の住所や処方薬も披露。
昨年に続き、鬼気迫る面白さ。会場中がはまる。
たまは、露の都の日常のつれづれを語る「みやこ噺」の裏、つまり、舞台で語れない夫=上方落語協会事務局長を代弁というネタ。
途中で都本人乱入に、動揺。
大きな拍手に迎えられた福笑師は、もう酔うてます!宣言から、勢いよく。
【108 連発!除夜の鐘小咄 カウントダウンで乾杯!】
恒例。出演者が小噺を言っては、ドラを叩く。
数える係のお客さんも楽しそう。
あやめ新弟子さろめも登場。(あやめと弟子のブログ→http://ameblo.jp/ayame874 )
南湖の宗教小噺や福楽の病院小噺など、テーマ別も楽し。
福楽は、口を開けば受ける状態に。
姉様キングスは、カウントダウン繁昌亭初出演。
福笑&ぽんぽ娘の参入で過剰な直球下ネタ。
気が付けば、ぐだぐだを仕切る人がいなくなり、あやめ姐さんの偉大さを感じる。
更に、泣き上戸酔っ払い、ざこば師乱入。
小噺・・(ドラ)叩いて・・何が面白いねん!(舞台困り、客席爆笑)、福笑師が若干常識人に戻った気配。
桂雀三郎 with まんぷくブラザーズ ライヴ
「コモエスタひとり鍋」「あぁ青春の上方落語」他
さすが本職ミュージシャン。
この雰囲気に流されず、素晴らしいステージ。昨年の下北演芸祭の伝説の?舞台http://uzumarishiro.web.fc2.com/kaguyahime/ground/576-600/ground-592.html
の短縮版。
新曲「反逆者の歌」=カーナビに逆らって負ける歌、が傑作。
今年の演芸祭 2/16 本多劇場 http://www.honda-geki.com/honda.html でも聴けますように。
昇太イチオシマーク付公演です。
ここで、帰り支度。
客席後方に、飲み物片手の出演者が演奏見てたり、自由な雰囲気がいい。
【おめでた演芸タイム】
桂ぽんぽ娘 メイド姿の漫談 元浅草の芸人さんだそう。お客さん引き気味。
音曲漫才 おしどり(マコ&ケン) 本当に芸達者なご夫婦
姉様キングスの、華やかな毒を聞きつつ、会場を後に。
この後は
噺し家人生ゲーム
噺家バンド、ヒロポンズ・ハイ
トータル 6 時間半。ビール付きで前売 3 千円。お得です。
深夜過ぎの新世界は、意外に静かで、人も少なく、カウントダウンらしい店だけが華やかな明かりをつけていました。
★2月4日.月「白鳥ムーミンwithあやめちりとてちん」で、あやめ姐さん登場です。お見逃しなく。
東京芸術劇場小ホール2 http://www.yume-kukan.ikw
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